エマ・トンプソンがアカデミー賞主演女優賞をとった「ハワーズ・エンド」
ハワーズエンドと聞いても、ピンと来なくても、
アンソニー・ホプキンス
ヴァネッサ・レッドグレーヴ
ヘレナ・ボナム=カーター
エマ・トンプソンと、
出演者一覧を見ていると思い出します
あの、イギリスものでしたよね
作家E.M.フォースターとジェームズ・アイヴォリー監督
この作家の映画化された作品は、
眺めのいい部屋 A Room With A View
ハワーズ・エンド Howards End
インドへの道 A Passage to India
モーリス Maurice
そして、
ジェームズ・アイヴォリー監督の作品は、
『眺めのいい部屋』
『モーリス』
『ハワーズ・エンド』
『日の名残り』
脚本は、
『君の名前で僕を呼んで』と、
双方ともに、すべて記憶に残る、印象深い作品ばかりです
ストーリー自体より映像が好き
こういう作品は、あまりにも映像が美しく、ひとつひとつのシーンの小道具の類にまで目がいくのは、
まるで、小説を読む楽しみと似ていますよね
今回のハワーズエンドは、イギリスの別荘でしたが、
その庭の有様が、亡き母の好きだった花の咲き乱れる、なんとも風情のある田舎の庭園で、
今、観ると涙がとまりませんでした
病気で逝ってしまうバネッサ・レッドグレーヴの姿が母に重なり、
自分の愛した家と庭園を、好きな人に託したい気持ちが、
とてもとても切なかったです
この女優さんを最初に知ったのは、多分映画「ジュリア」だったと思います
その美しく知的な姿は、ひとつの憧れでもありました
このハワーズエンドでは、年老いた母親役ですが、
やはり美しく聡明で気高いムードが、変わらないですね
ヘレナ・ボナム=カーター
変人役をやらせたら、この人に勝る人はいないことでしょう
この作品でも、直情型の、型破りな女性を演じていますが、
わ、若い!^_^
こんな時期もあったんですね
今の姿が目に焼き付いているもので、ちょっとしたタイムトリップでした
ありがとうございます
小説を読むような映画
今の私には、とてもありがたい存在です
余韻の深さもたまりません
いい俳優の大集合
うっとりしていたら、子供が、
エマ・トンプソンのイギリス英語が、どうしても鼻につくと言いました
え?!
イギリス人だもの、当たり前だよね?!
それでも好きなものは好き、苦手なものは苦手というのがあるのかもしれません
我が家のこどもはアメリカとヨーロッパで育ちましたが
大学もアメリカとイギリスとを経験しています
コンプレックスかもしれませんね
きっとアメリカが好きなのでしょう
私は、エマ・トンプソン、いいと思います
^_^
イギリスの小説はお好きですか?
映画はいかがでしょうか?
今日もいい1日をお過ごしくださいね