あい青子「大好きだった曲」と「手離し服」で幸せを感じる「認知症の予防と介護」

認知症、障害、癌、介護といろいろあっても「幸せな気持ち」になれる「音楽」や「ファッション」や「脳科学」のヒントです 自分自身と家族のために書いていますが、一緒に楽しんでいただけたら、とてもとても嬉しいです

映画【バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)】2014年アカデミー賞作品賞ほかのラストシーンの解釈

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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

主人公の人生

スターであったのに落ちぶれ、再起しようとあがくが、幻聴に悩まされる

 

娘の人生

父の不在

薬物中毒からリハビリへ

現在は、再起をはかる父の手伝い

 

元妻の人生

不在の夫

結婚記念日の夫の浮気

娘の病気

それでも今も愛はある

 

現在の彼女

中途半端

子供が欲しかったのに恵まれない

 

あとの人たちも、みんな、何かを求めているのに、満たされていない

娘や劇場の外の人たちのSNSが、皮肉に響きます

家族を大切にすればよかったのか

夢を叶えたかったのか

劇場関係者

映画関係者

批評家

観るもの

みんなに、あなたはどう?と問いかけてくるような不思議なテンションの映画ですね

ドラムの音に、心臓がバクバクします

バードマンのように、空を飛んだら、吹っ切れるかもしれないけれど

彼のように飛び降りたなら、死んでしまったなら、何もかもを失うから

最後のシーンの、空を見上げる娘の笑顔に

救われます

このラストシーンをどう解釈するのか

これはもう、人それぞれですよね

とても不思議な映画です

エマ・ストーン

娘役のエマ・ストーンがいいです

ラ・ラ・ランドで主演の前の作品ですが彼女の映画と言っていいほどの存在感ですよね

大きな目のあの顔は、なぜかかなり苦手な顔なんですが、そんなものは吹き飛ばす演技と魅力でした

素晴らしい女優さんですね

父と娘

この映画もそうですが、

母親って、自分の人生よりも家族の人生を優先する人が、なんとなくですが多いじゃないですか?

一方で、父親って、自分の人生突き進む、家族のことは任せた!っていう人も、特に昭和のお父さんは多かったじゃないですか?

その結果、私と父は、接点ゼロみたいな感じでした

父と母も、接点ゼロ

父と祖父母(父の両親)も接点、お金だけ

父と父の兄弟姉妹も接点ゼロ

そんなわけで、80代で仕事を完全にやめてから、仕事の関係者がいなくなってしまうと、父はかなり苦しそうでした

家で、どうしていいかわからず、一日中あくびみたいな生活でした

そんな時に、母が持病で入院し、

それまでは認知症ながら、家事すべて母がやっていましたが、

もうどうにもこうにもならない状態に「入院中は」なったもので、

先生や、福祉関係の方のアドバイスで、両親は私のもとにやってきました

このときの両親の関係は、まだまだ冷たかったです

そっぽむいている母、みたいな

けれど、そこからの父はえらかった

つねに、母をていねいに看ていました

私が食事関係で「食べたくないなら仕方がないね」と言っても、いろいろ努力

母がボケているのをいいことに、母のごはんのお茶碗の上に、いつもおかずをチャッとのせていました

2人暮らしの最後の頃、

認知症の母が行方不明になるのがこわくて、父はスーパーの買い物についていくので、母に嫌がられていました

6人暮らしになってからは、集団生活が苦手な母のために付き添い?としてデイサービスに通うのが、習慣となり、ひとりになった今も続いています

母は、最期の頃は、私よりも父に頼っていました

おとうさん、おとうさんと、頼っていました

それは、24時間、寝ているときもベッドの隣にいますから

頼りになるお父さんでした

娘として、父と母の結婚生活を、長い間見てきました

子どもの頃は、いつ離婚するのかとびくびくしてもいました

こんな「最終章」が待っているなんて、予想もしていませんでした

映画のラストのエマストーンじゃないですが、

「お父さん、よかったね」

そんな「夫婦の最終賞」を父はとりました

私と父の関係も、変わりました

ありがとうございます

映画といっても、それはさまざまな種類があるし、

好みの俳優、そうでもない俳優、いろいろですよね

家族と観る映画は、自分の好みから外れたところに、発見があって面白いです

エマストーンのこの作品もそうでした

食わず嫌いしないと、出会いがありますね^_^

バードマン、ご覧になりましたか?

ラストシーン、どう思いましたか?

今日もいい1日をお過ごしくださいね