あい青子「大好きだった曲」と「手離し服」で幸せを感じる「認知症の予防と介護」

認知症、障害、癌、介護といろいろあっても「幸せな気持ち」になれる「音楽」や「ファッション」や「脳科学」のヒントです 自分自身と家族のために書いていますが、一緒に楽しんでいただけたら、とてもとても嬉しいです

映画【ルーム】2015年アカデミー賞主演女優賞【マネー・ショート】アカデミー脚色賞

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2015年のアカデミー作品賞受賞は、「スポットライト 世紀のスクープ」でした

いつもは、家族的なドラマや愛のドラマを好みますが、

「お金」の話、

「行方不明と監禁」の話を観ることもありました

『マネー・ショート 華麗なる大逆転』

paramount.jp

お金の話です

日本人にとって、お金の話というのは、強欲につながる一種のタブーみたいな感覚が、商人の家以外の場合、多かったのではないでしょうか

子どもにお金の話をする

学校でお金の教育をする

あまり、ピンときませんでしたよね

でも、お金に関する知識というのは、一方でとても大切だとも感じます

それは、

地震の時に逃げる

火事の時に逃げる

争いや戦争の時に逃げる

という、基本的な「自分の命を自分で守る」術だからです

大地震があっても、信じられないことに、わずか車で1、2時間のところには、いつも通りの生活、テレビでお笑いを見ているような生活を続けている地域があります

戦争で、全てをうしなっても、わずか飛行機で1時間のところには、昨日と何も変わらない生活をしている地域があります

生命を選択するには、逃げるお金が必要です

お金なんてといえども、必要な時は必要です

そんな選択の幅を広げるための教育も、家庭で、学校で、あってもいいと私個人は思っています

ひとは、一人一人違うから、どんな選択をするのかも、もちろん違います

でも、いくつかあるオプションの中から選べるのと、

否応なく、巻き込まれていくのとでは、全く違いますよね

隣国に逃げたウクライナの人たちの、これからの生活が過酷であることは、

ウクライナからの難民の人たちを数多く引き受けた国々の人々にも、もちろん影響してきます

それでも、人は生きたいし、生きることを選ぶ権利があります

戦争のたびに「良き人はみな逝ってしまった」ということが言われますが、

よき人として死を選ぶことなく、生を選ぶことも、またひとつの権利だと信じています

だからこそ、

これからの人生を長く生きる世界中の子供たちには、お金というものの学びをして、自分と自分の大切な人たちを守ってほしいと思います

長くなりましたが、

お金に関する「知識武装」をした人たちだけが、スーパーリッチになり、

それ以外の多くの人たちは、貧しいままという、

知識の差が分かれ目の今、

お金を汚いもの、

お金の話は浅ましいもの、

そういうふうに捉えていると、トランプのような大金持ちに、利用されるだけではないのかと、

そんなことまで考えてします

「知識武装」は、お金の多少にかかわらず、お金そのものよりも、大切だと思います

好きであろうと、嫌いであろうと、この映画のような人たちは存在します

幸せを感じているかどうかは、また別物だけれど、

贅沢や強欲ではなく、「命を守るためのお金の話」もあったらいいなあと思います

衣食住学交に非常時用! 

どこに、「なけなしのお金」を使うかは、人それぞれですね

学びは大切だなあと自分に問いかけます

映画からの全く方向違いの連想でした

映画「ルーム」

youtu.be

こんな風に怖い映画があったでしょうか

実話がもとになっているから、ますます怖いです

子どもの誘拐、少年少女の誘拐は、アメリカで多く耳にしました

ミッシングです

でも、反対に日本ではあまり聞かない話だと思っていました

今は違います

SNSでつながり、自ら姿を消す子どもたち

その先には何があるのか

子どもたちは、ケータイやインターネットを使い始める前に、知らなくてはならないと思います

世の中の暗い落とし穴

この映画の哀しみは、むしろ、彼女と生まれた子どもが救出されてからです

彼女が消えた後も、普通の暮らしを新しい夫としていたであろう母親

彼女を失った哀しみから離婚にいたり、彼女の子供を認めることができない父親

ルームにいた時には、ひたすら愛を注いでいた生きるチカラだった子供が、

ルームから出たあとには、愛することができなくなった苦しみ

友人たちにも心を許せず、

自分だけが、普通ではない異常な時を過ごしていた間、

ほかの皆は、それまでと同じ普通の時を過ごしていたのだという、いわれのない違和感

たとえ生きて戻れたとしても、

こんな狂気を、子どもたちが経験することがないよう、ネットの世界の怖さを

子どもたちは、知らなければならないと思います

賢い彼女と、かしこい子供だからこそ、逃げ出せたけれど、

だから解決とはいかない深い深い傷

感動の物語なんて簡単には言えない親子3代の深い深い傷

どうか、どんなに苦しくとも、知らない人のところには行かないでと

好奇心の、家出を望む、死を望む少年少女たちに、聞いてほしいです

この映画を観てほしいです

ありがとうございます

親やベビーシッターなしに、子供を放置すると罪になる国もあります

日本はそうではありません

幼い子供たちが、ひとりでいる国です

知らない人に近寄らない、ついていかないというのは、基本中の基本

いとも簡単に知らない人のもとに行ってしまった痛ましい犠牲者の人たちに、

祈りとともに、学ばせてもらわなくては、

怖すぎるし、哀しすぎます

学校では、自分の腕を伸ばして届く位置までは、どんなひとにも近づかない!近づかせない!と学びました

知っている人が犯人ということもあるからですよね

人を信じたいのはやまやまです

けれど

信じては自分に危険があることもあるから、

とても難しいです

 

身近なお子さんたちは、安全やお金についても学んでいますか?

そんなことを学ぶ必要のない世界に生きたかったですよね

それでも、生きてるだけでまるもうけ

今日もいい1日をお過ごしくださいね