あい青子「大好きだった曲」と「手離し服」で幸せを感じる「認知症の予防と介護」

認知症、障害、癌、介護といろいろあっても「幸せな気持ち」になれる「音楽」や「ファッション」や「脳科学」のヒントです 自分自身と家族のために書いていますが、一緒に楽しんでいただけたら、とてもとても嬉しいです

映画【ラ・ラ・ランド】2016年アカデミー賞6部門受賞【LION/ライオン 〜25年目のただいま〜】6部門ノミネート

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2016年のアカデミー賞作品賞は「ムーンライト」でした

ノミネート作品には、

ミュージカル「ララランド」

ありえないような実話「ライオン」

映画の魅力は、さまざまでしたよね

LION/ライオン 〜25年目のただいま〜

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子どもの時、電話がアパートの中での共有だったことがありました

大学時代、最初は大家さんの店の電話を使わせてもらっていました

待ち合わせも、遅刻はただただ待つしか連絡方法のない時代がありました

留守番電話ができ、

大きな携帯電話ができました

そのケータイは、どんどん小さく薄くなって

インターネットがケータイでスマホで使える時代が来ました

グーグルアースでなんでも見られる時代に、今、私たちは生きています

すごいことですよね

この映画は実話がもととなっています

生まれ育ったインドの町で迷子になり、行方不明になってから、

いろいろあって養子となって、ずっとオーストラリアに住む青年

彼の中の、幼い頃、本当の家族と暮らした「おぼろげな記憶」

それをもとに、「グーグルアース」で、インドにある生地を探し出す旅

こんなことができるのか、と驚きますが、

反対に、確実に可能だ!とも思います

私は住んだ家だけで30軒はある流浪の人生の人です

母を亡くした今、もう訊くこともできなくなった住所や目印もありますが、

4歳以降に住んだ家々は、グーグルアースやグーグルマップで、鮮明にたどることができます

幼稚園の日の公園の山は、なんと小さな山であったことか

小学生の日の学校から歩いた浜と岬は、信じられないほど近い距離であったこと

湖の周りを歩いて通った絵の教室は、湖とは名ばかりの池のような大きさであったこと

エレクトーンに通った道の、お菓子の工場の甘い香り

漫画を知った耳鼻科の待合室

同級生のお寿司屋さん

フラッペを初めて食べたデパート

市電の暗さ

バスから見えた食品会社

全ての小さな記憶が、つながって、

ありとあらゆる場所へショートトリップできる幸せ

アメリカで住んだ家は、その横の広大な荒地が開発され高級住宅地に変身しました

あそこを買っておけば、なんていう夢を語りながら見ることもできます

ヨーロッパで住んだ家も、隣のおじさんの庭の生垣が成長したことまでグーグルで確認できる不思議!

おじさんは、もう亡くなり、おばさんとの便りももうないのでお元気かどうかも分からないのに、

もとの我が家とおばさんの家だけは、拡大して見ることができます

旅した場所も、ヒントさえあれば、その上空から確認できる驚き

すごい時代を私たちは生きていますよね

この映画、引っ越しの多い人生だった方たちに、オススメです

えっ!という過去の発見がたくさんあるはずです

^_^

「ラ・ラ・ランド」も作品賞をふくめ13部門のノミネート

gaga.ne.jp

wikipediaより

第89回アカデミー賞では『タイタニック』(1997年)、『イヴの総て』(1950年)に並ぶ史上最多14ノミネート(13部門)を受け、監督賞、主演女優賞(エマ・ストーン)、撮影賞、作曲賞 、歌曲賞(『シティ・オブ・スターズ』City Of Stars)、美術賞の6部門を受賞した。

作品賞は逃したものの、素晴らしいミュージカルでしたよね

最後の方になるにつれて、どんどん感極まり、涙が止まらなくなりました

 

私にとっては、この映画のテーマは、

「夢と別れ」をとるか

「現実と愛」をとるか

でした

そんなに単純に割り切れるものではないのは、承知していますが、

全てが欲しいという強欲は、破綻を招くこともありますよね

そこには、無理があるから、

すべてがほしいけれど、自分にとっては、何が「優先順位」なのか、

本当に諦めたくないものは、何なのか、

それは、人によっても違うし、

その時の状況によっても違ってきますよね

 

だからこそ、

ララランドのラストのように、

誰の人生にも、If (もしも、あのとき、ああしていたら)の瞬間があるわけで、

そして、

それを選択せずに、「今ここを生きている自分」がいるわけですよね

いい悪いではなく、

そうとしか選択できなかった

そうとしか生きられなかった自分

 

私が選ぶとするならば、

人生の最後の瞬間に、

「悪くない人生だったよね、楽しかったよね」

そう思えるような、そんな選択を、

日々、していきたいです

自分の人生を「感じる」のは自分自身

ほかの誰も、私の人生を「評価」なんてできないからです

 

感じ方は人それぞれ

夢に生きるのもアリ、

愛に生きるのもアリ、

みんなちがって、みんないい、ですよね

アカデミー主演女優賞のエマ・ストーン

夫も私も、なぜか彼女の「顔」が苦手なんです

性格が悪そうとか、そんな風ではなく、

なぜか顔が苦手

でも、若くて綺麗だから苦手な顔だけれど、

歳を重ねて皺もできてきたら、大好きな女優さんになったりして?という予感もします

顔が苦手だなんて失礼ですよね

松島トモコさんのように、ライオンが襲いたくなる顔だからなのかなあ

私はライオンではないのにね

ありがとうございます

さて、

お葬式で「無念だったことでしょう」なんて、他の人に言われたくないです

その人の人生が、どんなものだったのかは、本人しか知りようのないもの

はたから見て、無残な、無念な死に方をしたからといって、

その人の人生全体が、無残だったわけでもないし、無念だったなんて、誰にもわからないことですよね

 

もしも、命の消える瞬間に「今まで楽しかったね」と思えたなら、

それは、どんな死に方であれ、

私にとっては、素晴らしい人生だったのだと思います

 

人はそれぞれ

みなさんは、どんな人生を生きたいですか?

今日もいい1日をお過ごしくださいね