ドキュメンタリー映画 エリック・クラプトン ~12小節の人生~
2017年のドキュメンタリー映画を
いま、まさに2025年のエリック・クラプトンの来日公演
全8回がすべて終わろうとしているときに観ました
クラプトンへの理解が深まる
しずかな映画でした
最初のシーン
今より10歳近く若かったはずのエリック・クラプトンが
今よりも年老いて見えました
なにかが
今のクラプトンを輝かせているのだと気がつきました
それは何なのか
クラプトンの人生
きついなあと何度も思いました
誰の人生もそれぞれに
生きることはしんどいことだけれど
生まれた時からすでに
傷つくことが用意されているような
そんな哀しさでした
父、母、性格、好きになってしまった人、依存症、子供の死
他人ごとだから簡単に語ってしまうけれど
軽々しい自分の言動を反省しました
そのひとそのひとには
経験した人にしか分からない「苦しみ」「哀しみ」がありますよね
音楽のドキュメンタリーというより
「いきること」の映画でした
祖母、血のつながらない祖父、ギターと音楽、仲間、5人の子供たち、現在の妻
地獄のような何十年間から
すこしずつ今のクラプトンへの道を開いてくれたのが
こういった人たちのあたたかい存在でした
人間関係って
ほんとうに大きいのだと感じました
最後の方でホームビデオが出てきます
結婚された娘さん
現在の家族の娘さんたち
みな笑顔で
こういうものをエリック・クラプトンは求めていたのだろうなあと
しみじみと感じました
痛い失敗も、苦しい想いも、苦い哀しみも
誰にとっても
生きることは楽しいことばかりでなく
苦しいことも多いけれど
エリック・クラプトンの前半生をみて
このひとが現在の80歳の「いまここにいるクラプトン」につながるなんて
奇跡を見るようです
それくらい
すさんでいたし
こころがどこかにいっていました
BBキングが
81歳の自分からの遺言といってエリック・クラプトンに贈った言葉
そして
今80歳のエリック・クラプトンが私たちファンに見せてくれている姿
いきるって
素晴らしいことだなと感じました
ありがとうございます
今日、いま、これから
エリック・クラプトンの今年の日本での最後のステージが始まります
感謝です
すばらしい音楽をありがとう
素晴らしい「人生」をみせてくれて有難う
苦しい時期を過ごしているものにとって
「光」がみえる映画でした
なにが「ひかり」に導いてくれるのか
ヒントをくれるドキュメンタリーでした
入場が始まり
もうすぐですね
ありがとうございます