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【The Beatles 不仲が原因?】ビートルズの解散に関して映画「レット・イット・ビー」の「ポール・マッカートニーのイメージ」と、それを変えた映像「カープール・カラオケ」と映画「 ゲット・バック」の感想

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ビートルズは不仲が原因で解散したのではない(映画「ゲット・バック」)

では、なぜそのように誤解されたのか?

今回は、映画「レットイットビー」と映画「ゲットバック」の違いをみていきます

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映画「レット・イット・ビー」と映画「ゲット・バック」の編集と印象の違いの差は2人の監督の「年齢と距離の差」であった

実際に起こったことの「編集」というものは、編集者によって印象を180度変えることも可能です

どこを、どう切り取るか、など、

犯罪の裁判ですら、真実はひとつではないことは、私たち全てがよく知っていることです

視点を変えれば、起こっていることの解釈はどうとでも変わってしまう

映画「レットイットビー」も、その例外ではなく、起こっていたことの、ある一面を編集したものでした

映画館で見る普通の映画ですから、短時間でのまとめでは、ああなるよね、とも思います

( 8時間の超大作「ビートルズ:ゲット・バック」と比較するのは、もともと無理があります)

さらに、

今回の映画「 ビートルズ:ゲット・バック」のピーター・ジャクソン監督は、部外者です

完全に、関係のないひととして、客観的に長大なるフイルムを、眺めることができたはずです

ここが、前作の映画「レットイットビー」のマイケル・リンゼイ=ホッグ監督とは、全く異なる点です

マイケル・リンゼイ=ホッグ監督は、部外者ではありません

今作に、本人が何度も何度も登場している通り、あのタイトなスケジュールの中で、自分の仕事を完成しなければならないというプレッシャーを感じている点で、

仕事人としての苦しみは、ビートルズのメンバーと同様だったことでしょう

その上、

毎日、フイルムを回していない時も、ビートルズの面々と、時をともにして、

そこで起こっていることを、確実に観察していた人なのです

彼の「気持ち」が、彼の映画に投影されないはずがありません

さらに、

監督としての年齢のちがいが、あまりにも大きいです

マイケル・リンゼイ=ホッグ監督は若者、ビートルズを同世代として共感するするチカラが強いです

一方で、ピーター・ジャクソン監督は年配者です

私自身も感じますが、歳を重ねると様々なことを経験して、それはしかたがないねという許容力が養われます^_^

その両者の強みと弱みが、この2つの映画の仕上がりに大きな影響を与えていることは間違いないと思います

まとめると、2つの映画の大きな違いの理由は

  • 映画自体の長さの歴然たる差(説明能力の、時間による差)
  • 監督の視点の違い(そこにいた「内部者」なのか、後日眺める「部外者」なのかの感情問題)
  • 監督の年齢( ビートルズの仲間ともいえる同世代者なのか、酸いも甘きも体験済みの高齢者なのか^_^)

こんなことが、思い浮かびます

映画「レットイットビー」の功罪?

とはいえ、

映画「レットイットビー」が残した、各メンバーへの心象というものがありますよね

私の場合は、もともとジョージのファンだったこともあり、解散後の「ポール嫌い」につながりました 汗

この感情というものは、厄介なもので、音を素直に聞くことも、邪魔しますよね

実は、何度も書いているように、私はポールの解散後の作品「 メイビー・アイム・アメイズド」が大好きなんです

なのに、なかなかポールを受け入れられずに50年近い時を過ごしました

ポールの来日時、これも以前、書きましたが、

子供達が「高齢のポールを見ることのできる最後のチャンスになるかもしれないんだよ」と、「お母さん、本当にポールのコンサートに行かなくていいの?」と訊いてくれたにもかかわらず、「私が好きなビートルズではないから」と、意固地になっていた自分がいます

もうね、悲鳴なんですよ

おろかな、愚かな自分に悲鳴なんです

心の氷を溶かしてくれたもの

それが、ポールの「カープール・カラオケ」の映像と、

大好きだった曲「メイビーアイムアメイズド  」の映像の2つでした

私は、なんという偏ったモノの見方をしていたのだ

ポール自身も苦しみ、哀しみ、そして今、ポールは高齢になっているという事実

ポールの哀しみと苦しみと、それを癒してくれていた人たちについては(しつこいですが)コチラです

www.aiaoko.com

高齢者!?となったポールの姿と、故郷リバプールへの旅の模様は、コチラです

www.aiaoko.com

頑固とか、意固地とか、自分の中にある好ましくない部分が炸裂の、私自身のポールに対する歴史でした

けれど、今は、もう全く違います

ジョンも

ポールも

ジョージも

リンゴも

なるようにして、自分の人生を一生懸命に生きただけだよねと、

共感ばかりが、湧き出てきます

いわゆる老人力が、身についてきたということかもしれませんね^_^

ありがとうございます

ポールへの感謝と共感は、この2つのビデオによって、全く違うものになりました

そんなこと、最初からわかっていたよ、という方々にとっては、まことに愚かな話なのですが、

まあそんな人もいるのだと笑ってくださいね

今、思うのは、

ポールもリンゴも、(ジョンやジョージの分も) 長生きしてねという願いだけです

彼らの「今の年齢」の時から、私の母は認知症がひどくなり始め、老夫婦2人では生活が成り立たなくなり、

私の家族のもとへ呼び寄せて、6人家族として暮らすことになりました

リンゴとポールも、もちろん個人差はありますが、そんな年齢になってきたんですよね

どうか、元気で、長生きしてね

というのが、全世界の老若男女のファンからの最大の言葉ですよね

感謝です

 

みなさんも、困った性格もお持ちですか?^_^

今日もいい1日をお過ごしくださいね