あい青子「大好きだった曲」と「手離し服」で幸せを感じる「認知症の予防と介護」

認知症、障害、癌、介護といろいろあっても「幸せな気持ち」になれる「音楽」や「ファッション」や「脳科学」のヒントです 自分自身と家族のために書いていますが、一緒に楽しんでいただけたら、とてもとても嬉しいです

【2022年第94回アカデミー賞予想と結果】アカデミー国際長編映画賞、映画「ドライブ・マイ・カー」の面白さ

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2022.3.17の記事を2022.04.02に更新しました

アカデミー賞全体は、コチラです

www.aiaoko.com

映画「ドライブ・マイ・カー」ごまかさずに生きる

大きくて長い地震の後なので、ますます「ふつうの日々」が、なんと尊くて幸せなものなのかと実感します

そんななかで、映画「ドライブ・マイ・カー」は、

生きるということは、悩み苦しみも多くて、本当は怖いけれど、

そこから逃げないで、正直に生きるということを考えてしまう映画でした

大切な人と過ごしているのに、隠したり、ごまかしたりで、理解しあえないまま終わるのは、悲しいです

濱口竜介監督の「ドライブマイカー」までの作品とは

備忘録です

監督・脚本
『ハッピーアワー』
『寝ても覚めても』
『偶然と想像』
『ドライブ・マイ・カー』ほか

脚色賞

アカデミー賞には、脚本賞と脚色賞があるのですが、

今回ノミネートされているのは、脚色賞のほうですね

脚本を書いているのも、「濱口竜介
大江崇允」とあるので、

この辺の使い分けが私には分かりませんでした

wikiによると、脚本賞は、

これはオリジナルの脚本に与えられる賞であり、小説などの原作から起こされた脚本にはアカデミー脚色賞が与えられる。

ということでした

脚本を書いたのは「濱口竜介
大江崇允」のふたりでも、原作「ドライブマイカー」という村上春樹の短編小説があって、そこから起こしたものなので「脚色賞」になるんですね

「作品賞」「監督賞」「脚色賞」「国際長編映画賞」の4部門でノミネート

すごいですよね

私個人の感想としては、23歳のプロのドライバーを演じた「三浦透子」さんの存在が光っていたと思いました

彼女あってのリアリティだなあと

北海道の小さな町から来た、抱えたもののある若者を演じますが、

演じているというより、本人を見ているようなドキュメンタリーのような錯覚に陥りました

ご本人も北海道出身だそうです

すごい役者さんに出会いました

(CMの2代目なっちゃんだそうですが、見たような、見なかったような)

多言語の面白さ

劇中劇の役者さんとして、沢山の言葉をもつ異文化の役者さんたちが登場します

日本語
英語
韓国語
中国語

手話

言葉は、人と人とが理解しあうために不可欠なものですが、

一方で、言葉では伝わらないものを体で伝えるという場面が、さまざまに登場します

そして、異言語で伝わらないはずなのに、伝わる何か

これは、手話にも通じたのですが、

手話をまったく知らないものにも、伝わる何かがありました

言葉というストーリーだけでなく、

体の動き

表情

すべてが、ひととひとをつなぐ「なにか」ですね

日本映画のメインの部門の受賞は「おくりびと」以来

「おくりびと」もいい映画でしたよね

ずっと以前に観たものですが、

死生観を変えるような映画でした

私の母が昨年亡くなった時にも、お世話になりました

その方々に、感謝しています

ありがとうございます

映画館の出入り口から最も遠い席になってしまったので、

終了後、出口を出るまでに待ち時間が長く、

たくさんの人たちの感想の声が聞こえてしまいました

なかには、

眠っちゃったよ

意味がわからなかった

という、これも正直な声もありました

小説も、映画も、音楽も、なにもかも、

出会いでしかなく、

好みでしかないので、

優劣などないのですが、

溢れるばかりの作品群の中から、たった一部しか、読んだり、観たり、聴いたりする時間がないとするならば、

一定の評価のあるものの中から選ぶというのも、

一つの方法かもしれませんね

 

逃げないで生きるって、怖いけれど、大切なことですね

誰にとっても、今日は最後の日かもしれないですものね

今日もいい1日をお過ごしください