「有害な男らしさ、有毒な男らしさ(Toxic masculinity)」とは
キーワードには
- 社会や男性自身に害を及ぼす特徴
- ステレオタイプ
- 伝統的男らしさ
- 家父長制
- 性差別
- マッチョ
- 暴力
- 性的暴行
- ドメスティックバイオレンス
- いじめ
ほかにも、たくさんのイシューを含んでいます
2022年第94回アカデミー賞と「有害な男らしさ、有毒な男らしさ(Toxick masculinity)」
期せずして、この「有害な男らしさ、有毒な男らしさ(Toxic masculinity)」が、たくさん提示されたのが、今年のアカデミー賞と授賞式でした
この問題は、アメリカでも、ほかの国々でも、男性自身を苦しめ、女性を被害者にし、社会に害を及ぼすものとして、トピックとなっています
戦争すら、「有害な男らしさ、有毒な男らしさ(Toxic masculinity)」と関連するものとしてとらえられると思います
ウィル・スミスの「妻への愛ゆえの?」平手打ち騒動
あろうことか、
人種的に偏りのあるアカデミー賞において、
アフリカ系としても名誉であり、自身も初めてとなる「主演男優賞」を受賞したその日の出来事です
とても、多くの問題をはらみ、複雑な長い話なので、
コチラをお読みください
複雑すぎるので、
考えるヒントとして、
それぞれの私たちの学びにもなると思います
監督賞受賞作「パワーオブザドッグ」にみる「有害な男らしさ、有毒な男らしさ(Toxic masculinity)」
この映画の主題は、まさに「有害な男らしさ、有毒な男らしさ(Toxic masculinity)」と関係しています
ご興味のあるかたは、コチラです
助演女優賞受賞のスピルバーグの映画「ウエスト・サイド・ストーリー」にみる「有害な男らしさ、有毒な男らしさ(Toxic masculinity)」
1961年の名作「ウエストサイド物語」も、
リメイクの「ウエストサイドストーリー」も、
まさに「有害な男らしさ、有毒な男らしさ(Toxic masculinity)」を題材としています
「ウエストサイドストーリー」
「ウエストサイド物語」
そもそもアカデミー賞とは何なのか?
映画にあまり関心のなかった方でご興味のあるかたは、コチラもどうぞ
対する「有害な女らしさ、有毒な女らしさ」についても考えてみたい
日本に生まれた育った私は、土壌が日本です
そしてアメリカでヨーロッパで暮らした後、日本に帰国して気づくことは多いです
「有害な男らしさ、有毒な男らしさ(Toxic masculinity)」は、比較の問題でしかありませんが、日本は毒性が強い人が多いとは思いません
ジャニーズに象徴されるような少年性、草食性の男性が好まれやすい環境と言えると思います
そういう傾向の人たちが、今も、生きづらい国はたくさんあります
むしろ、日本での問題は「有害な女らしさ、有毒な女らしさ」ではないでしょうか
媚びる女を、幼い頃から作り上げる土壌はないでしょうか
耐える女
一歩下がった女
少なくとも昭和の子供であった私は、そんなにおいの中で育ちました
ファッションにもそれは顕著です
男ウケするファッションは、
胸をはった自分をアピールする服ではなく、
異性にうけ、同性にけなされない「同質化」した「受け身」で自分のないファッションが蔓延しています
哀しいです
それぞれのひとには、
それぞれの魅力がありますから
アカデミー賞のレッドカーペット上の胸を張る女たちです
それぞれが、それぞれに似合う、それぞれが好きな服を着る
当たり前のことです
日本の女も、お互いを牽制しあうような不自由な服ではなく、
イキイキと自分の好きな服を自由に着られるようになりたいです
「自分の好きな服」を自由に着ていい!それぞれのひとの「好きな服」「似合う服」 - あい青子「大好きだった曲」と「手離し服」で幸せを感じる「認知症の予防と介護」
ありがとうございます
考えるヒントです
まだ、自分自身も考えがまとまりません
「国際長編映画賞」を見事に受賞した日本映画「ドライブマイカー」にもヒントがたくさんありますよね
それぞれが考えて
いい社会にできていけたら嬉しいですよね
今日もいい1日をお過ごしくださいね