「大好きだった音楽(曲)」をつかって、(年をとっても、認知症になっても)「昔の記憶を呼び起こし」「幸せな気持ちに」なろう
というのが、このブログのメインテーマです
キッカケとなった、
エビデンスに基づいたいくつかの本と映画がありますが、
今回は、ドキュメンタリー映画「パーソナルソング」について書かせてください
こんなことをしています
【実験】「認知症の予防」に関連して「幸せを感じる」ための10か月の実験結果報告 (若い頃の曲、若い頃の服) - あい青子「大好きだった曲」と「手離し服」で幸せを感じる「認知症の予防と介護」
本文は下の方になります ↓
大昔のレザージャンパーと記憶 (手離し)
このレザージャンパー、革ジャンは、若かった頃、(何十年前?!)
友達の結婚式のために、夫と香港に行った時に買ったものです
豚の革ですし安価なものですが、買った店の様子、試着した時の光景、結婚式のあれこれ、初めての香港観光と、
この服1枚で、様々なことを思い出すことができます
昔の愛用品を並べた「ノスタルジールーム」が、お年寄りや認知症の方たちを幸せな気持ちにし、記憶を引き出してくれるのと同じ効果ですよね
ノスタルジールーム
昔の服とノスタルジールーム・聴力と認知症 - あい青子「大好きだった曲」と「手離し服」で幸せを感じる「認知症の予防と介護」
なんちゃってレザーのスカートはザラのものですし、
ニーハイ・ブーツはヨーロッパにいた頃にプチプラで買いました
ブランドとか、高級品である必要などないんですよね
大好きだったかどうか!だけなんです
大好きだったものは、音楽も、服も、食べ物も、インテリアも、旅も、
すべて、きっと、「幸せな気持ちの素」になってくれると思います
映画「パーソナル・ソング」
さて、このブログを書き出した頃、
認知症の方たちが「大好きだった曲」を聴くと驚くような反応をするという記事を読みました
その映画「パーソナル・ソング」を観たくてたまらなかったけれど、2014年公開で、もう劇場公開自体がおわっていました
公式ホームページで、予告編を観たり、
ウィキペディアを読んだり
公開当時の、たくさんの方たちの映画紹介ブログも読ませていただきました
「これは凄いかも」という印象を受けました
一方で、映画自体を観ていないもので、
いわゆる「音楽療法」とも、映画「パーソナル・ソング」とも離れて、
自分が年をとった時のために、認知症になった時のために、「大好きだった曲」を聴く「自分だけのリスト」の作成に、ここ10ヶ月ほど、毎日ひと記事ずつ書いてきました
(冒頭のリンクです)
そして、ついにビデオではありますが、映画「パーソナル・ソング」を観ることができました
「映画」としての出来であるとか、
いわゆる「音楽療法」として認められるかどうかとか、
そういう観点には、私個人は興味がありません
私が観たかったのは、「大好きだった曲」を聴いた時の、それぞれの人の反応!です
目を見開き、
涙を流し、
体を揺らし、
踊り出し、
歌いだし、
思い出を語り出す
「無反応の人」として捉えられていた認知症の人も、こころの内面奥深くでは、そうではなかった
英語の原題は、alive inside「内面では生きている」ですよね
高齢や病気で、外面では、生き生きとしていなかった人たちも、
音楽の力、その人の「大好きだった曲」の力で、記憶の扉と、心の扉を開いて、いきいきしていく様子は感動的です
認知症を「治す」という話ではありません
認知症だけれど、年をとっているけれど、
大好きだった曲を聴くと「思い出が蘇り」「幸せな気持ちになる」という実例が、山のように出てくるドキュメンタリーです
ぜひぜひ、予告編↑だけでも、ご覧ください
そして、もし、何かを感じられたら、
ご家族や大切な方のために、
将来の自分のために、
「大好きだった曲」を用意しませんか?
自分も、
大切な人も、
まわりの人も、
みんな幸せな気持ちになれる体験です
私なら、この曲です
The Beatles - Hey Jude
https://www.youtube.com/watch?v=A_MjCqQoLLA
子供の時より、若かった時より、なぜか今、この曲の後半が、私に感動と勇気をくれます
なぜなんだろう
ありがとうございます
認知症の母と暮らしています
「コロナ」という言葉すら、母は記憶することができません
毎朝、マスクをつける時の、コロナという病気の「同じ説明」から1日がスタートします
「大昔のスペイン風邪のようなものだよ」
「え?そうなの?!」
そんな会話を毎日、毎日、繰り返しています
そんな母ですが、ダンマリと無表情の時もあれば、饒舌に思い出を語る時もあるんです
「記憶の扉」を開けるスイッチがあるんです
それは、その人その人で違う「大好きだったこと、もの」なのだと思います
母の場合は、ひとりでフラフラと自由に歩くのが好きだったことなんです
私と散歩に出て、お日様の光を浴びて、雲の流れる様子を見て、風を感じると、
いろいろな「記憶」が飛び出してきます
何度も同じ話を繰り返しますが、何度聞いても、嬉しくなるような「幸せな話」です
母の場合の音楽は、唱歌と賛美歌ですが、散歩には負けるかもしれません
早く暖かい春が来て、また母と散歩をしたいです
私の場合は、子供の時からのロック好きですから、(散歩も好きですが)「大好きだった曲」を聴くことでマジック!が起こると期待しています
どんな状況でも、こころの中は、大好きだった曲とともに、幸せな気持ちだったらいいなあ
音楽はお好きですか?
パーソナルソングはご覧になりましたか?
幸せな気持ちでいたいですか?
後編は、コチラになります
https://www.aiaoko.com/entry/headphones
今日もいい1日をお過ごしくださいね