映画「レット・イット・ビー」を語るリンゴ・スター
映画に出てくる「当の本人たち」の1人であるリンゴから見て
解散に至るドキュメンタリーに「たくさんの喜び」があるはずがないですよね
生の映像、生の音声ですから、
「辛い思い出」なのだと思います
ゲット・バックを語るデヴィッド・ギルモア (ピンクフロイド)
同じ時代を生きたロックの人だからこそ言える言葉ですね
ココですね
「ポールが威張り散らしていて、ジョンがそういう時は身を引いていて、ジョージは脱退したけど、戻ってくるというものだったよね」
デヴィッド・ギルモアは次のように続けている。「なかなかだったね。思うに僕らは観ていても楽しかったけど、ポールが許可を出しているのには驚いたよ」
本当にそこでしたよね
ネックになるのはそこだとずっと思っていました
それでも何十年ぶりに公式に公開されるビートルズの映画「LET IT BE」
80歳を超えた大人なんだなあと思います
酸いも甘いも噛み分けた大人なのだと感じました
リンゴの言う通り、
当事者にとってたくさんの喜びがあるような映画では決してない
デヴィッド・ギルモアの言う通り、
ポールにとって許可を好んで出したいような映画でも決してない
それなのに、
公式にレストアしたものを出す
ドキュメンタリーだから
歴史に残るビートルズというアーティストの公式な記録だからでしょうね
そこには、
対比できる映画「ゲット・バック」のなかの
メンバー同志の「笑顔」がたくさんあったからこそ
そういう部分も
こういう部分も
流れの中にはあったんだよ
という、
ひとつの諦観があるのだろうなあと想像します
どこを切り取るかで、あったことの印象など簡単に変わるものだからですね
ありがとうございます
映画「レット・イット・ビー」を見たくはない方々がたくさんいらっしゃるのも分かります
映画「ゲット・バック」も見たくない方もいらっしゃるでしょう
それと同様に
「レット・イット・ビー」を見たい人
「ゲット・バック」を見たい人もいる
それだけのことですよね
ひとはみんな違うから
受け止めかたも違うし
感じ方も違います
そこがまたおもしろいところでもありますよね
みなさまは
ビートルズの解散
どんな風に受けとめていらっしゃいますか?
いろんなことがあったのでしょうね
今日もいい一日をお過ごしくださいね