あい青子「大好きだった曲」と「手離し服」で幸せを感じる「認知症の予防と介護」

認知症、障害、癌、介護といろいろあっても「幸せな気持ち」になれる「音楽」や「ファッション」や「脳科学」のヒントです 自分自身と家族のために書いていますが、一緒に楽しんでいただけたら、とてもとても嬉しいです

映画『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』と『バンガー・シスターズ』

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アカデミー賞の映画を新しい方から逆順に追っています

今日は番外編

アカデミー賞とは全く関係がありません

2020年『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』です

いつも読ませていただいているブログで、この映画のことを知り、私も観てしまいました

2020年映画『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』

ウクライナの今の状況を、誰もが心の中で、自分ごととして感じている状況です

不戦、軍隊をもたない、核をもたないという「選択」をした、している、私たちの国、日本

隣国の数々と「出来うる限りの良い関係」を「外交」という形で作り上げていかなければ、

明日は我が身です

この映画は、我が家の父が生まれて間もない頃の話です

時代はソ連です

昭和の子供も、ソ連とアメリカの冷戦の中で育ちましたよね

世界大恐慌のなかで、外貨を稼ぐ唯一の国ソ連

その秘密とは

これがまさに、ウクライナだったんですね

スターリンやヒットラーの時代から、いや、それより以前から、気候に恵まれた農作地帯ウクライナというのは、

中央部に利用される過酷な地帯であった

私は怖がりなもので、戦争や地震のときに、身を助けるのは、まずは逃げること

それが無理なら、水と食料の確保できる場所に住むことと思っていましたが、

いや、

水も食料も大量にあっても、それを取り上げられてしまったら。。。

というのが、この映画でした

死んでいくしかない人々

死なないためには、なんでもしなければならない子供たち

死なないためには良心とプライドを捨て、その場に合わせた発信をするしかない海外から来たジャーナリストたち

死を選ぶことになろうとも、真実を追い求めるジャーナリストたち

もう、どのひとがいいとか、悪いとか、そんなことはとても言えない状況です

他国のひととの交流

どう生きるかというのは、

ひとそれぞれ

状況も、性格も、全て違いますから、

自分で考えるしかないですよね

我が家の父は、戦時に自分で逃げてきたひとです

その方法を父に教えてくれた友人は、その方法を選ばず亡くなられています

どちらがいいなどとは、簡単に言えません

今のお年寄りの方々は、そんな心の中の秘密やしこりを、たくさん抱えて生きていらっしゃったのだと思います

そういう方々が、

「戦争だけは、もう、してはいけない」

と言うことの意味を

戦争経験のない私たちは、重く受け止めなくてはならないと、いつも思います

理想論などではないです

現実の話です

勝っても負けても人は死にます

一般のふつうの人たちが、たくさん死にます

平和というものは「そこにある」ものではなくて、

日々「努力のもとに作り上げていく」ものなのだと気づきます

あの国、この国の「普通の人たち」を

勝手なイメージを作って憎まない

大切なことです

あの国、この国の「普通の人たち」と、個人レベルで知り合い、話し、同じ人間だよねという関係を作る

そんな「友人」「知人」たちのいる国々に、攻撃したい(殺しに行きたい)とは個人レベルでは、とても思えません

難しいけれど、

ひとは、皆、ちがうけれど、

ひとは、皆、必死に生きているだけなのだという

お互いの平時の「理解」や「交流」なしに、

ゲームのように戦争を始める怖さを感じます

革命やクーデターというのは、自分の命をかけての話ですから、誰にでもできることではありませんが、

それしか道がないこともあるのだと気づきます

権力の一元化の怖さをみます

水と食糧の自給

食糧の自給率の低い日本です

兵糧攻めにあえば、即刻降参か、愚かな選択しかないでしょう

山国のおかげで、水は豊富です

水道の水がそのまま飲める珍しい国です

その大きな水源を、個人や、企業や、他国に知らぬ間に渡していては大変なことになります

水と食糧は、命のために最も大切なことですよね

バンガー・シスターズ

さて、重い話題でしたが、映画「バンガーシスターズ」、

打って変わって、こちらは、ひたすらお笑いのほうの映画です

でも、芯にあるものは、こちらも大切なことです

出てくるのはゴールディ・ホーンとスーザン・サランドン

両方とも役者!ですよね

この2人が、昔はロックスターの「グルーピー」だったという過去をもっているわけでしたよね

グルーピーに(馬鹿げた)憧れをもっているロック少女だった自分にはぴったりの映画です

どんな人も、それぞれの「本音」で生きたい

他人の人生ではなくて「自分の人生」を生きたい

誰かに褒められ羨ましがられるためではなく「自分が満足」できるように生きたい

いっけん豊かさの見本のようだった一家は、ひとりの乱入者によって、ぐちゃぐちゃになりますが、

ティーンの子供たちにまで伝わる「何か」があります

このとき何歳?

ゴールディホーンの若さ、可愛らしさ、スタイルのよさは、魔女級で、

ゴールディ・ホーンにしかないチャーミングさがいかされていて、

また観たくなります

劇中ゴールディホーンの虜になる脚本家の役ジェフリー・ラッシュは、なんと、英国王のスピーチのオーストラリア人の先生!でしたね

この方も、味わい深いです

色々

  • 音楽はトレヴァー・ラビンです。え?!ですよね
  • ロックがたくさんかかります
  • ロックスターの名前もたくさん出てきます(へんな場面でも^_^)
  • 元グルーピーという役が似合うゴールディホーンですが、同じグルーピー役を「あの頃ペニーレインと」で2年ほど前に先んじて演じたケイトハドソンは、なんとゴールディの娘さんですよね。すごし親子。
  • ジム・モリソン!
  • この映画も、お子さんは抜きでご覧ください^_^

ありがとうございます

自分の「脳トレ」として、大好きなことをお気楽に書いているブログですが、

日本がウクライナのようになってしまった時、

誰も助けにきてくれなくても、自分で生き残らなくてはならないのだと、

現実を見せつけられる映画が「赤い闇」でした

スーパーヒーローになりうる人は、暗殺されてしまったのかもしれません

ピューリッツァー賞受賞者を恨んでも、なんの解決にもなりません

生きるって、複雑ですね

難しいですね

しこりだらけですね

 

ロックスターのグルーピーになりたかった愚かでお気楽な自分も自分、

あれこれ考える頑固で生真面目な自分も自分

人間ってとても複雑だと思いませんか?

みなさんは、どんな相反する自分を抱えていらっしゃいますか?

今日もいい1日をお過ごしくださいね