ビートルズの映画「エイト・デイズ・ア・ウィーク」で地球の人種差別と地球の平和を考える
いよいよ、
年の瀬ですね
今年もいろいろあったけれど、私たちが生きている地球、いいかえれば、世界が平和でありますようにという「願い」は、万国共通の願いではないでしょうか
人種
民族
国籍
宗教
貧富
年齢
男女
ほか、様々な違いは、
時として、私たち人間の「争い」のもととなりますよね
けれど、
何かのご縁で、
国内外を問わず、さまざまな地域に住まわせていただき、
様々な国を旅させてもらい、
人種、民族、国籍、宗教、貧富の差を超えたおつきあいをさせていただいてきた人生の中で、
ひとつだけ言えるのは、
「どんなグループのなかにも、気持ちがいい、素敵な人たち、尊敬してしまう人たちはいるよね」
という、とても普遍的なことです
あのグループはダメ!
あのグループは嫌い!
と、「差別」してしまうのは、あまりに短絡的で、
ひとことでいって、「もったいない」です
そんな、
気持ちのいい人は、気持ちのいい人だよね
素敵な人は、素敵な人だよね
夢中になれるひとは、夢中になれる人だよね
という、全てのグループの「違い」をはねのけたものの一つが、
「ビートルズ」だったのではないでしょうか( やっと着地 )
以前にも書いたビートルズの映画「エイト・デイズ・ア・ウィーク」でも、
ビートルズの解放性が描かれています
ビートルズの魅力がアメリカにおける「人種の隔離」を破壊した
上記の映画で描かれているとおり、ビートルズの爆発的な魅力は、
人種
民族
国籍
宗教
貧富
などの差など、軽く乗り越えていて、
世界中に「ビートルズ大好き!」の嵐を巻き起こしましたよね
どなたかので言葉で、読ませていただいたのですが、(思い出せなくてゴメンナサイ!)
イケてない少年、シャイな少女も、
「ビートルズが好き!」と言える
というところが、ビートルズの最大の魅力だったのだと私も思います
なんというか、誰でもオーケーな魅力?
エヴリバディ・ウェルカム!な雰囲気?
そういう差別性のない「あたたかさ」が、ビートルズにはあると思いますよね
Dr. Kitty Oliver (キティ・オリバー博士)
ビートルズの映画「Eight Days A Week」の中にでてくる、子供の頃ビートルズに夢中だった「現在の有名人」に、
シガニー・ウィーバーと、ウーピー・ゴールドバーグがいます
2人とも大好きな女優さんなので、インタビューがとても、興味深かったです
ことに、
ウーピーの場合は、決して裕福ではない家庭で、人種的にも差別される側で、
その彼女が、お母さんのおかげでビートルズのコンサートに行けた時の感動!
人種もなにもかもを吹き飛ばすようなビートルズの魅力!を
イキイキと語っていたのが、ものすごく印象に残りました
このことについては、たくさんの方々が書いていらっしゃいますので、参考にしてくださいね
ところが、
なぜか、もう1人の証言者、Dr. Kitty Oliver (キティ・オリバー博士)についての、日本語の記事がないのです
彼女のことを、映画以外でも知りたい!と思っても検索でも出てこない
そんなわけで、稚拙ながら書かせてくださいね
キティ・オリバー博士は、写真や映像を見ていただけたら分かる通り、ウーピーやシガニーという女優陣と並んでも引けを取らない魅力をもった女性です
学問的な専門は、人種とエスニックの問題ですね
ビートルズの映画に出演したように、様々な媒体をつかって、ご自身の考え方を発信しています
ブログもあります
ウーピーと同じように、ラジオやテレビでビートルズに夢中になった彼女でしたが、
ウーピーと異なったのは、ウーピーは差別はあれど都会の子供であり、
キティは「人種隔離」がまだおこなわれていた地域の子供であったことです
それはおかしい!と、行動に移したい若者はたくさんいましたが、
親たちや、教会に反対されます
ある意味当然ですよね
人種隔離を壊したビートルズも、脅迫や予告を受けています
セキュリティなど何もない子供たちを、大人が守ろうとするのも当然です
けれど、キティはひとり、ビートルズのコンサートに出かけます
人種別に分かれているはずの会場は、(あとになってわかるのは、ビートルズの発言によって)人種隔離がなく、ごちゃ混ぜで、自分のまわりは、あろうことか白人ばかりでした
肌が触れては大変と緊張しますが、いったん、ビートルズが現れると、
そこは、同じ興奮の渦でした
誰もが「ビートルズが大好き!」なだけなんです
ビートルズを前にして、人種の違いなど気にしているヒマはないといったところですよね^_^
そんなものの違いなど、吹き飛ばす、
熱狂の、笑顔の、音楽のチカラ
私も、これをアメリカで体験しました
アメリカの「ローリングストーンズのコンサート」で驚いた、そして、みんなで楽しんだ
ローリングストーンズのコンサートは、まさに人種のるつぼ
貧富の差もなにもかも乗り越えた熱狂だけがありました
それぞれに立ち上がり、体を揺すり楽しむ老若男女
これって、最高だね!と、夫婦で感動しました
もっと若い学生時代に、アメリカの同級生が連れて行ってくれたハンバーガーの店を思い出しました
気軽で安い店ですが、美味しい!と評判の店でした
それぞれに車で集まるのは、お金持ちも、貧乏学生も、人種も様々で
「本当に美味しい店って、こんなふうに、誰もが集まれる店になるんだよね」という友達の声が、いまも響くようです
映画「ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK The Touring Years」の少女シガニー・ウィーバーの感動
14歳の時の、現在は女優のシガニー・ウィーバーの姿が残っていました
それは、どんな人種の、民族の、国籍の、宗教の、経済状況の、子供達にとっても、何ら変わらない、
普遍の「音楽の喜び」の姿だよなあと、思いました
アメリカの「人種隔離問題」と「ビートルズ」と映画「ミシシッピー・バーニング」
時代背景として、ビートルズがアメリカをツアーした頃の、「人種の隔離」は、アメリカにおいて大きな問題でした
イギリスから来たビートルズが驚いたのも無理はありません
時を同じくする1964年の公民権運動を題材とする映画「ミシシッピ・バーニング」は、生涯忘らられない怖い映画でした
娯楽サスペンス映画ですから、政府よりだったり、FBIを英雄にしていたりと「史実に反する」ストーリーとなっていると指摘されています。
それでも、アメリカの当時の暗部を描いた映画として、ビートルズが見たアメリカ南部での人種隔離と、時と場所を同じくしています
ダイバーシティーの世界をめざし、けん引するアメリカ
そんなアメリカにも、つい半世紀前には、そんな時代があったのですね
音楽の感動
音楽を聴くとき、
その人が何人で、どんな宗教で、どんな経済状況なのか
なんて、考えもしませんよね
うきうきするか、しないか
自分の好みかどうか
それだけですよね
そんな「音楽のちから」にこれからも期待したいです
コチラもどうぞ
ありがとうございます
音楽って、素晴らしいですよね
みなさんは、どんな音楽がお好きですか?
音楽を通して、なにかが変わったことも、おありですか?
今日もいい1日をお過ごしくださいね