「ティファニーで朝食を」「冷血」のトルーマン・カポーティの伝記映画「カポーティ」
映画「ティファニーで朝食を」の原作も、
あまりにも有名な小説「冷血」も、
トルーマン・カポーティの作品です
そのカポーティの伝記映画がこの作品「カポーティ」でした
その時代に、性的なマイノリティとして生きることは、都会でも難しいし、ましてや田舎では論外だったことでしょう
それゆえに、「冷血」の元ととなった殺人事件の取材の旅に、男性の恋人ではなく、
幼なじみだった「アラバマ物語」の作家である女友達を伴います
パートナーにとっては、つらく孤独な日々です
それぞれの苦しみ
カポーティも
女友達も
犯人たちも
家庭に恵まれず、決していい環境ではないところで育ちます
それゆえ、ただの殺人事件ではない、犯人への関心をもつことになります
けれど、
心に傷をもつのは、家庭に恵まれなかった人ばかりではありません
残酷な事件を扱う警察
パーティー三昧のセレブたち
パートナーの帰りを待つ恋人
みな、心に拠り所のない苦しみ哀しみも、もっていますよね
悪人と善人は異なるものなのか？
残酷で冷酷な犯人たち
何も落ち度などなさそうな被害者たち
その事件を「小説」「映画」という形で楽しむ私たち
その境目などあるのでしょうか
カポーティ自身も、犯人への境遇の酷似から友情すら芽生えているようにもみえるし、
一方で、自分の利益や安寧のために、一刻も早く死刑になってほしいとも願っている
人の心の中は、善人、悪人などと、簡単にいいきれない複雑なものがありますよね
誰もが、善人にもなれるし
誰もが、悪人になってしまう可能性だってある
だから、怖いんですよね
この小説「冷血」を仕上げてから、
カポーティが一才、長編を書いていないという事実が、
この出会いがカポーティにもたらした打撃の大きさを物語っているのではないでしょうか
心の中の善と悪
環境とともに出てくる善と悪
複雑ですよね
フィリップ・シーモア・ホフマン
カポーティを演じたのがフィリップ・シーモア・ホフマンでした
記憶に残る役者です
ことに、この映画でのカポーティ役は、アカデミー主演男優賞に相応しい繊細な演技だったと思います
この役も、
トルーマン・カポーティにとって「冷血」を書き上げる事が打撃であったように、
フィリップ・シーモア・ホフマンにとっても、「カポーティ」を演じることは精神的に重いものがあったのではないかという気がします
46歳で、薬物の過剰摂取でお亡くなりになりました
46歳
若いです
映画「ブロークバックマウンテン」
ブロークバックマウンテンです
映像の美しさ
愛ってなんなのか
余韻の残る映画です
ワイオミングの風景
実はカナダのアルバータ州がロケ地だったそうです
胸をつく美しさです
ありがとうございます
2005年の映画は、明るく楽しい映画ではなく、
ちょっと考えてしまう映画となりました
金曜ですね
明日明後日がお休みの方もいらっしゃるのではないでしょうか
昨日4月21日は、クイーンのフレディ・マーキュリーの追悼コンサートから30年！？ということで、
YouTubeで無料で観られることになっています
DVDなどお持ちでない方は、ぜひ！
明日の朝の4時に終了かもしれません(48時間限定なので)
今週の私の大ヒットは、「1975」という曲と映像に出会ったことです
何度も楽しませてもらっています
とても短いのに、1975年のロックシーンを彩るロックスターたちが満載です
1975年リアルタイムでなくても、今も輝くスターたちですよね
クイーンも、もちろん入っていました
1975年にロックを聴いていた全ての方々に「1975」洋楽ロック・バンド一覧ビデオ - あい青子「大好きだった曲」と「手離し服」で幸せを感じる「認知症の予防と介護」
ロックはお好きですか？
どんな音楽がお好きでしたか？
今日もいい1日をお過ごしくださいね
