あい青子「大好きだった曲」と「手離し服」で幸せを感じる「認知症の予防と介護」

毎日「幸せな気持ち」になれる「音楽回想法」や「服の手放し」や「脳科学」のヒントです 認知症、障害、うつ、癌、介護といろいろあっても大丈夫♪ 自分自身と家族のために書いていますが、一緒に楽しんでいただけたら、とてもとても嬉しいです

対談 Perfect Days 川上未映子さんの指摘(私も大人になれなかった大人?!)

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川上未映子さんの対談より

コチラの記事です

yab.yomiuri.co.jp

川上 映画だって小説だって解釈はつねに人それぞれではあるんですけど、この映画は、観た人の感情とか価値観とか、いろんなものが試されるよなあと思って、そわそわしました。

まさに、ですよね

だからこそ、映画を観てから日が経っても、

こうしてザワザワしつつ、それを記事にして書いている自分がいます

長くなりますが引用です

川上 平山さんの生き方というより、平山さんの「描かれ方」にたいしてですけど、上映中、それはもういろんな気持ちになりました。海外の評ではミニマリズムや禅の観点から、彼の生き方や暮らしぶりに肯定的な感想が多いと読んだのですが、現実では、平山さんの妹さんのような価値基準のほうが一般的であり、社会と人々の欲望をあらわしているわけです。平山さんは「選択的没落貴族」だとは思うんだけれども、あの暮らしの描かれ方をどう捉えるか、というのはとても難しい問題だと思います。いっぽうで

選択的没落貴族

ですよね

だからこそ、語れるものがあると思っています

負け犬とか、負け組とか、

そんな「世俗的な枠」を離れた「自分で責任をもって自分で選んだ人生」だからです

ここからが本番です

川上 これは、若い人たちのこれからに通じる問題でもありますよね。今はもう、他人の人生にかかわることじたいが贅沢というか気が知れないというか、自分ひとりが生存するだけで精一杯で、他人の責任を負うことなんてできるわけがないと感じている若い人たちが本当に多い。持てる人たちが「平山さんの生活は、静かで満たされていて美しくて素晴らしい」というのは、そりゃ彼らは豊かな観察者だからそれはそう思うでしょうけれど、肉体労働をしていたり、相談できる人が誰もいないというような若い人たちがこの映画を観てどんな感想を持つのか、非常に興味があります。

「豊かな観察者」

そうなのかもしれませんね

けれど、

長い人生のなかでは、極端に貧しかったり、それなりに生きていけたり、また底辺に落ちたりというのは、

実際によくある話で、

そういうジェットコースターを経験したことのある人が観るこの映画というものに興味があります

一方的ではない、複眼的視点ですね

あっという指摘

コチラでした

川上 そうそう。平山さんの言動は、傷つき方も、リアクションも「子ども」なんですよね。身体は老いていくのに成熟することのない日本のメタファーにもなっています。大人になることを望まなかったのか、あるいは、そこから逸脱してしまったのか。そもそもその道はなかったのか。平山さんのバックボーンが描かれすぎていないことが作用して、この映画が自発的に持ってしまうメッセージがポリフォニーになっているんですよね。

平山さんの妹が住むような世界に片足を突っ込んでいた時期もあったのに、

その価値観に馴染めない

大人の価値観をむしろ「くだらない」と感じてしまう

そんな人たちも、現に存在します

上を上を目指す社会においては、少数者です

貧しければ「負け犬の遠吠え」と言われかねないし、

金銭的に恵まれているだけで、上記のように「豊かな観察者」とも言われてしまいます

そうなのかな?

大人の価値観で生きる人もいるし、

子供っぽいイノセントなままで生きるひともいる

大人の価値観でしか生きられない人もいるし、

子供っぽいイノセントな状態でしか生きられない人もいる

それだけですよね

ひとは、それぞれ

圧倒的なマジョリティの価値観が正しいわけではなくて、

とても人数が少ないマイノリティの人たちの「現実」も、そこにありますよね

心のザワザワのもとのひとつです

多くの人に観てほしい、読んでほしい

わたしのザワザワもここです

川上 自分にとって大切な作品には、いつも不穏な気持ちにさせられます。

柳井 不穏さによって、嫌な気持ちになりますか。

川上 いいえ。不穏な気持ちにならないものに触れてもしょうがないです。たとえいい感じに感動しても、この感動がなんなのか、不安になります。感動するって気持ちいいじゃないですか。でも感動させること、することには、いつだって懐疑を持たないといけない。その疑いを持つ瞬間が、たくさんある映画でした。でも、なんといっても、役所さんが演じる平山さんのラストシーンですよね。自分も、ああいう一瞬を描くことができれば、と思いますね。

柳井 川上さんの仕事に影響を与えられたかと思うと、ちょっと、いや、かなり嬉しいですね。ありがとうございます。
川上 イノセンスと、老いていずれ死にゆく肉体を生きていくこと。それが、今、すべての人に、べつべつに起きていて、誰もが一度きりの今を生きているということ。私はこれからも、ラストシーンを観たときのあの感覚を、何度でも思いだすと思います。

イノセンス

老いること

死にゆくこと

まさに、今自分におきていることです

そして、私も、

ラストシーンの平山さんの感情を生きている毎日だと思っています

生きることは、

生きていることは、

それだけで素晴らしい

ありがとうございます

ずっと考え続けています

それくらいいい映画です

いろんな方と、いろんな話をしたくなります

ご覧になりましたか?

今日もいい一日をお過ごしくださいね