あい青子「大好きだった曲」と「手離し服」で幸せを感じる「認知症の予防と介護」

認知症、障害、癌、介護といろいろあっても「幸せな気持ち」になれる「音楽」や「ファッション」や「脳科学」のヒントです 自分自身と家族のために書いていますが、一緒に楽しんでいただけたら、とてもとても嬉しいです

ビートルズとポールの昔話「マッカートニー321」(ドキュメンタリーのネタバレ感想)

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2021/12/24の記事の更新です

たくさんのビートルズファンの方にぜひ観ていただきたいからです、すごいですポール

realsound.jp

マッカートニー3,2,1の第2話

今回は「思い出話」と言っても、ジョン、ジョージ、リンゴとの出会いといった第1話的な話ではなく、

もっと音楽的な話から始まりました

自分の食いつきどころとしては

  • ポールは楽譜が読めなかったし、今も読めない
  • じゃあ、どうやって曲を書いてるかというと、頭の中に曲がある
  • 例えば、ピアノでコードを弾くドミソのC
  • それをただスライドしていくだけでも、7つもコードができることになる
  • そんなコードを弾きながら、歌ってみせる

前回も、今回も、気づいたのは、

ジョンもポールも楽譜を書いて、次の日のために残しておくという習慣がなかったことです

だからこそ、レコーダーがなかった時代に、次の日も曲を覚えていられるシンプルで楽しいものが、どんどん出来ていったのかもしれません

ピアノも、ギターも、弾きながら曲を作っていったのですね

その魔法は、映画「ビートルズ:ゲットバック」でも、たくさん見せてもらえましたよね

  • ポールのアグレッシブなベースの話
  • リズムに影響をうけたアフリカの話
  • 解散後の音楽の話

ビートルズは、オーケストラも使いましたが

  • イエスタデイでの使い方
  • エリナーリグビーでの使い方
  • ペニーレインでの使い方(ピッコロトランペットの限界までの高音?)

そんな話も、とても面白かったです

ビートルズと「ペニー・レイン」とピッコロトランペット

ペニーレインは、個人的にも大好きな曲です

ひとことでいって、郷愁ですよね

私は子供の頃から「2年に一度は引っ越し」といった根無草人生を送ってきました

だからなのか、それぞれの暮らしたことのある町のひとつひとつに「郷愁」があります

ビートルズのように、有名になりすぎて気軽に帰ることのできなくなった町

私のように、通り過ぎていったあと帰ることもなくなってしまった町

人それぞれに、さまざまな「郷愁」がありますよね

その曲「ペニーレイン」を彩るのが、青空に向かって放たれるようなイメージのピッコロトランペットのソロです

英語のwikiを読むと、このピッコロトランペットの奏者である故メイソンさんは

ほかのビートルズの曲にも参加しています

ア・デイ・イン・ザ・ライフ

マジカルミステリーツアー

オール・ユー・ニード・イズ・ラヴ

イッツ・オール・トゥ・マッチ

https://youtu.be/2zc3idF_IZ0

↑大好きなジョージの曲なのに、え?!と聴き直しました

なるほど、でしたね^_^

私が認知症になっても、決して忘れることのない曲は「ペニーレイン」です↓

youtu.be

「昔話」を話したい、「昔話」を聞きたい

ポール・マッカートニーなんていう、

「誰もが認める現代の音楽の世界での神様みたいなひと」の昔話です

これは、面白くないはずがありません

でも、思うんですよ

有名、無名に関わらず、たくさん生きてきた人には、もれなく「昔話」が山のようにありますよね

しかも、

その人、その人の、人生ですから、1人づつ違う、それこそ「へええーー」という昔話があるはずです

そういえば、私の祖母は、大学ノートに、「戦争の頃の苦労話(イコール、助けてくださった方々への感謝話)」をたくさん残してくれました

息子である父も知らなかった話ばかりでした

父も小中学生だったのですから、当然ですよね

ポールでなくとも、話したい話はたくさんあるし、

ポールからでなくても、聞いてみたい話は、誰でもお持ちなのだと思います

話を聞くという仕事

仕事という仕事は、そこに関わる人たちの「まずは話をきく」ことから始まるのでしょうけれど

今回、話したいのは、

歳を重ねた、山ほど経験をしてきた方たちの「話を聞く」という話です^_^

実際に、老人ホームなどで傾聴ボランティアをしていらっしゃる方のお話もうかがいました

ニーズも高いし、それ以上に、お年寄りの方々のイキイキとした笑顔が想像できました

私自身の「夢」は、今書いているブログに何度もしつこくでてくる

  • それぞれの「大好きだった曲」を聴けるようにして、それぞれの人の老後が、最期のときまで笑顔のものでありますように

というものです

介護の世界は、家庭で看ている私ですら想像できる、時間に追われた「山ほどのしなければならないこと」のある世界だと思います

衣食住、健康維持だけで、せいいっぱい

というのが、本音ではないでしょうか

AIの時代がやってきました

お風呂や、トイレ、歩行などなど、どんどん機械化されていくことでしょう

部屋での見守りもそうかもしれません

その時に、

  • いつも、自分が大好きだった曲を機械(YouTubeのような無料のものがいいですね)を通して、聴けたなら、幸せだなあ
  • 「人間同士でしか出来ないこと、人間どうしでなければ意味がないこと」つまり、「昔話の時間」も作りたいなあ

と、思いました

歳を重ねてきた方々の、実にさまざまな昔話

それを、ほおおおおと聴ける生身のひとたち

これには「ゆとりの時間」が必要ですよね

我が家には、老人もいますし、しっかりと稼ぐことが難しい障がいもある子どももいます

時々、ベストマッチ!とはいかなくても、ベターマッチング!ではないのかなあと思うことがあります

  • 聞いてほしい昔話があり
  • へええええと聞いてしまう昔話がある

話は戻りますが、

昔話が面白いのは、なにもポールだから、だけではないですよね

クリスマスイブですね

高齢化のゆくさきは、

どんな形であろうと、どなたかに、助けていただく毎日になりますよね

少子化ですから、

そもそも、助けてくださる若い方々の数が圧倒的にたりません

時間に余裕がないから、無味乾燥になりがちだし

気持ちに余裕が持てないから、虐待にも繋がります

人間だもの、それは、そうです

助けてくださる方の負担を、少しでも減らせるように

  • 誰もがご機嫌になる「その人の昔、大好きだった曲」がいつも聴ける

そんな、ひとりひとりの幸せな気持ちづくりのことばかり

考えています

そして、心や頭の奥底に「それぞれの、すばらしい体験、経験」を隠している人生の先輩のかたがたから

  • 昔話を、心の余裕をもって、聴きたいなあ

とも思います

クリスマスイブは、恋人たちばかりのものではありませんよね

家族であったり、

職場であったり、

大切に思う人たち全てに、なにか、あたたかいものを贈れる日なのかもしれません

ありがとうございます

ご存知のとおり、

私はすでに、「昔話ばあさん化」しています^_^

自慢話がしたいわけではありません

マウンティングとか、哀しすぎます

そうではない、「それぞれの人の、本当に好きだったもの」の話を聴きたいのです

  • その方の、大好きだった曲をともに聴きながら、アレコレと飛び出してくる昔話を聴く

そんな、心あたたかい時間がもてるなんて素敵ですよね

我が家の子どもは、まだキラキラを求めています

おじいちゃん、おばあちゃんの昔話は、自分の家にいる2人だけで十分^_^です

いつか、自分の存在が、

たくさんの、おじいちゃん、おばあちゃんたちを笑顔にするのだと、

気づいてくれたなら嬉しいです

そして、

うちの子供のように、なんらかの理由があって、時間に余裕、心に余裕のある人たちが、

どうか、たくさんの、経験豊かなおじいちゃん、おばあちゃんたちの昔話を楽しみつつ聴いてくれますようにと

願わずにはいられない、クリスマスイブです

 

さいごに、考えるヒントとなった素敵なコメントをくださったdarucoro9216kunさん、ありがとうございました^_^

 

今日もいい1日をお過ごしくださいね