「ブレインルール」というジョン・メディナ博士の本
今回は「序章」です
「これから歳をとること」に関心のある方にとって、衝撃的な内容です
下の方になります
昔のブランド(手離し)
まずはファッションの話
一時期、爆発的に流行したブランドって、ありますよね
今もあるけれど、そこまで影響力はない
まるで死んでいたようなブランドが、ある日突然、蘇ることもありますよね
色も茄子いろで綺麗ですし、作りも丁寧で流石です。
私はこういう「ブランドの服」を、古着屋さんで見つけるのが趣味でした
宝探しが特技
写真を撮って、感謝して、さようならを言います
「序章」だけでも驚異的な本「ブレイン・ルール」
1979年の、ハーバード大学のエレン・ランガー教授の「若返りの実験」
もう、最初から凄いです
40年も前の研究なのに、すごすぎる
実際に本を読んでいただきたいので、かいつまんで言うと、
80歳前後のお年寄り(ヨボヨボ、失礼!)に5日間、古い修道院に入っていただきます
過ごす部屋にあるのは、20年前(それぞれの方が60歳前後の時)のものばかり
かかっている音楽も20年前のもの
テレビ番組も20年前のもの
スポーツも、もちろん20年前ので、
雑誌も20年前のものです
この実験の前後に、体と脳の検査が行われます
実験後に何がおこったか???
- 歩くのがシャンとした
- 握力も強くなった
- 器用になった
- IQテストが良くなった
- 記憶力テストも良くなった
ここまでは、
この10ヶ月間、「大好きだった昔の音楽や服」を利用して、
認知症を予防し、対策をうち、幸せな気持ちで過ごそう!
と、自分も「実験」してきた私ですから、
想定内と言えば、想定内だったんです
そうだよね、
「若かった時の記憶」こそが、
脳を騙して、心も、体も、元気にしてくれるんだよね、
と納得!です
でもね、
次の2つには、参りましたーーーー。
- 聴力が向上した
- 視力まで向上した
マジか?!(我が家の子供風味で^_^)
これは、マジックですよね
「過去の思い出の部屋」で過ごすだけで、聴力も視力も、よくなるって???!!!
この実験が、40年の時を超えて「立証されている科学的に有名なもの」でなければ、
眉唾、まゆつば〜と、誰もが言うことでしょう
でもこれは、
真面目な研究者の先生方の、繰り返しの実験の結果、
「科学で証明されていること」なんです
おおおおおーーーーーー。
60歳前後の記憶
ここで、個人的にワオ!と思ったのが、
被験者は80歳前後で、
使用された曲、テレビ番組、スポーツ、雑誌などが、60歳前後の時のものだった点です
いつも読んでくださっている方は耳タコだと思うのですが
私が10ヶ月間してきた、自分自身の「認知症の予防と対策」のための実験、
使う曲は、研究によって、
- 10歳から15歳の時に大好きだった曲
- 12歳から20歳の時に大好きだった曲
- 20歳前後の時に好きだった曲
と、異なるので、
この3グループの結果を合わせて、
「10歳から20歳前後の時」に大好きだった曲をリストアップしてきました
記憶を蘇らせる曲は、
大雑把にいって、その年代の曲ということです
ところがですね、
毎日、ブログでのリスト作りに励む私に、夫が言い続けていた言葉、
「記憶に働きかける大きな波は若い時の波だけれど、もうひとつの小さい波が60歳前後だよ」
「60歳前後の(自分たちの今の)曲もいいよ」
そうか、そうか、
これだったんですねえ
大雑把に、10歳から20歳前後までの「大好きだった曲」を記録するのに夢中だった私は、夫のアドバイスを軽ーく聞いていましたが、
こうして、実際に、自分で「ランガー教授の若返りの実験」について読むと、
いや、
今日からは、
今の曲も聴くよ!!!
^_^
幸いにして、
前回の記事でお話しした
「新しい友達をつくる」
しかも、うんと若い友達もいいそうで、
私には、ブログをいつも読ませていただいている「若い方たち」からの、新しい、今の情報も、たくさん入ってくるという幸せ
まさに、感謝です
私の10ヶ月の実験にご興味のある方は、こちらもご覧くださいね
https://www.aiaoko.com/entry/personalsong1
驚きの「対策」ルール
老化の科学の分野では、もうお馴染みのことばかりだそうですが、
科学者ではない私は、読んで驚きました
- 友だちを大切にする
- 日に何時間か本を読む
- 意見の異なる人々との友好的な議論
といった、今もしていることもありますが、
- 頻繁にダンスに行く
- テレビ(ビデオ)ゲームをして問題解決能力を向上
などといった、もう、先を読まなければ、かんたんには納得できないよーーな方法、
さらには
- とりわけ認知症が心配される人の場合、新しい言語の学習が最善の脳トレになること
と、きたもんだ!!!
英語が、「新しい言語」に該当するかどうかは、先を読み進めなければ分かりませんが、
海外に長く住んでいたにも関わらず、私の英語力は帰国後ガタガタです
夫や子供たちに、完全に遅れをとっていて、悔しいなあと思っていました
塾パパ (id:jukupapa)さんのブログで毎日リスニングをさせてもらっていますが、
https://pojama.hatenablog.com/archive
こぢゃ (id:pojama)さんのブログと出会ってから、私ももう一度、TOEICなど目標に向かって「勉強!」したいという意欲が日に日に増してきたところだったんですが、
新しい言語が英語でもいいなら、
もう、やるしかないよ!
^_^
オンライン・リハビリとリハビリ
Rehealthさんが、オンライン・リハビリの記事で、介護の友Bettyさんと並んで、当ブログも紹介してくださいました
コチラです↓
https://rehealth.hatenablog.com/entry/2021/01/30/
我が家では父も母も、在宅リハビリを利用しています
ふたりとも、複数回の骨折、入院をへて、もう寝たきりか?!という時もありました
が、プロの在宅リハビリ!のおかげで、再度、再々度の復活をとげ、
なんとか、自宅で、トイレにも自分で行くくらいの状態を維持できています
(トイレの失敗は、歩行とは別問題でおきています)
娘である私が、両親の「体操」の相手をしていた時期もありました
母は、優等生!^_^
父は、劣等生、脱落組でした 汗
なぜ、自分が、娘の指導のもとに、苦手な体操をしなければならないんだ!
お気持ち察します 汗
でもね、
体を動かすことを定期的にしなければ、寝たきり真っしぐらなのは、歳をとった方全員の課題です
筋肉維持だよ、お父さん!!!
寝たきりを、自ら好むかたは、
少ないのではないでしょうか 汗
というわけで、
「他人」のリハビリの先生の登場です^_^
娘ではダメだった「キツめの体操」も、
頑張るんですよね〜、これが!
がんばれるんです^^
コロナの今も、
我が家の場合は、両親も、私も、リハビリを続けることを希望しています
万一、私たち家族の側が、コロナになり、リハビリを頼めない場合には、
オンライン・リハビリを、ぜひ、頼んでみたいです
人には誰でも、プライドがありますよね
いいカッコしい???とも言います^_^
この性質を、上手に使ってくれるのが、プロのリハビリさんです
娘には出来ない技です
運動嫌いの父にも、たくさん、運動させてくれるリハビリさん
リハビリは、もうしたくないとは、思わせない「いい関係」をつくってくださっているリハビリの先生に、
日々感謝しています
ありがとうございます
^_^
今日の一曲 ビートルズ「イン・マイ・ライフ」
In My Life (Remastered 2009) - YouTube
ビートルズの曲を、60歳という今、聴くと、
彼らが、いかに老成していたかに気がつきます
解散したとき、何歳だったんだろう?
ジョン30歳
ポール28歳
ジョージ28歳
リンゴ30歳
といったところでしょうか?
それなのに、解散時の写真など、もう老人の域を感じさせるような風貌です
歌詞も、深い深い
20歳前後という若い時期に、世界的に、とんでもないスターになり、
曲作りと、演奏が大好きだった無邪気な若者たちが、
世界中をめぐる過酷なコンサートツアー
税金問題
契約問題
メンバー間の確執
と、さまざまな困難に巻き込まれ、
普通の人の一生分の経験をし、
解散時のあの「顔」に至るのでしょう
人生の酸いも甘いも全て経験しつくしたかのような「顔」ですよね
今日の「インマイライフ」も、しみじみとした、いい曲です
60歳になって聴いても、いい曲です
ありがとうございます
60歳前後の記憶が、もうひとつの「記憶の波」!
もちろん、10歳から20歳前後の「大きな波」ほどの効果はありませんが、
確実に「効く波」です
若い時の記憶も大切ですが、
60歳前後の生活と記憶が、
その後の、老化の人生において、一役かってくれるなんて、素敵じゃありませんか?
我が家のじいちゃん、ばあちゃんの部屋にも、
実家に帰ったならば、花森安治さんの古い「暮らしの手帳」など、集めて持ってきたいなあ
亡くなった向田邦子さんと田辺聖子さんのエッセイなども、持ってきたいなあ
母の認知の状態がよくなるのならば、元気になれるのならば、同じ本を新しい文庫本で買って、古びた感じに加工してみようかなあ
なんて考えてしまいます
テレビも、これからの時代は、
例えばですけれど、
1990年前後の再放送チャンネル(ターゲットは今の90歳前後のかた)
2000年前後の再放送チャンネル(ターゲットは今の80歳前後のかた)
みたいなものを作ってくれると、
施設でも、家でも、「簡単にテレビをつけておくだけ」の部屋がつくれますよね
(私はスポーツ音痴だけれど)
60歳前後だったときの「各種スポーツ」をテレビで再放送していたら、
夫の脳が、最高に活性化するのがみえるようだなあ。
テレビ局、雑誌社、過去の動画を扱える業種(Amazonプライムとか)には、
「高齢化」の今、
すごいビジネスチャンス!がきているはず
そんなチャンネルがあったら、
両親のために、1日中(大音量でw)テレビをつけておくよ!
そんな雑誌を、再刊してくれるなら、買うよ、みんな買うよ!
親のこと、
自分ごと、として考えると、
どんな番組、どんな雑誌を用意してほしいですか???
さて、
今回の「実験の結果」は信じられますか? ( 信じられなくても、実証された事実ですだそうですよ^^)
ビートルズはお好きですか?
古着を買ったことがありますか?
今日もいい1日をお過ごしくださいね