あい青子「大好きだった曲」と「手離し服」で幸せを感じる「認知症の予防と介護」

認知症、障害、癌、介護といろいろあっても「幸せな気持ち」になれる「音楽」や「ファッション」や「脳科学」のヒントです 自分自身と家族のために書いていますが、一緒に楽しんでいただけたら、とてもとても嬉しいです

1972年の映画は「ゴッド・ファーザー」音楽はニーノ・ロータでした 名曲がたくさんです

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映画「ゴッド・ファーザー」はご覧になりましたか?

映画史上に輝く、コッポラ監督の超大作でしたよね

 

父はマーロン・ブランド、三男がアル・パチーノ、彼女がダイアン・キートンでしたね

俳優陣も、すばらしかったです

 

長男役はジェームス・カーンでした

今日、調べるまで、あの長男と、映画「ミザリー」の作家さんが同一人物とは気がついていませんでした

長男の彼のイメージが強かったです

 

次男役のジョン・カザールも、彼のことを思うだけで胸が痛くなるほど、いい俳優さんでした

ゴッドファーザーのシリーズでは、彼が次男でなければ、これほどの哀しみは感じなかったであろうと思いますし、

私にとっての特別な映画「ディア・ハンター」での、文字通り命をかけた演技は、大好きなクリストファー・ウォーケンの演技とともに、胸がつぶれるほどでした

認知症になっても、忘れられない俳優さんです

 

養子役のロバート・デュヴァルもすごかった

脳裏に焼きつく姿です

 

初めていらっしゃった方へ

認知症の母と90代の父と暮らす中で、

自分自身も、「認知症の予防と対策」をしなければ!

という切実な思いで始めた「子供の頃に大好きだった曲」のリスト作りです

 

その「方法や効果」については、ご興味がありましたら、こちらもお読みください↓

 

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家族と親族で映画館の「ゴッドファーザー」?!

「子供映画」以外で、初めて「映画館」で観た映画がゴッドファーザーだったような気がするのは、

本当なのか?

妄想なのか?

今となっては、わかりません

 

12歳?のころです

確かなのは、我が家の認知症のばあちゃんこと母と、私、それに母の兄弟姉妹と私の従兄弟たちという、

いったい、なんなんだ???の組み合わせで、映画館に行ったことです

しかも、観たのが「ゴッドファーザー」?!

 

あのー、

ゴッドファーザーって、素晴らしくいい映画ではありますが、

決して子供向けの映画ではないんですけれどー

 

なんのこっちゃ!です

性的な、暴力的な場面が続出で、

いろんな意味でトラウマでした ^^;

 

でも、その後、ちゃんと大人になってから名画座で観ると、

素晴らしい映画でしたよね

テーマ曲もよかったですよね

 

そこから、何度も何度も観た映画が、ゴッドファーザーのシリーズでした

 

調べてみたら音楽は、ニーノ・ロータでした

1954年の「道」も、

1960年の「太陽がいっぱい」も、

1968年の「ロミオとジュリエット」も、

ニーノ・ロータの作品でした

いい曲ばかりです

 

「太陽がいっぱい」は、映画も音楽もいいですよね

悔しすぎる映画でした↓

 

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「ロミオとジュリエット」は、オリビア・ハッセーという、あの美しい女優さんが、歌手の布施明さんと結婚するという驚きのニュースにびっくり仰天!でした

 

「道」は我が家の大黒柱こと夫にとって、特別な作品のようです

曲も忘れられませんよね

 

悪人って何???

ゴッドファーザーって、とても深い映画ですよね

人間て何?

悪人て何???

 

殺戮を重ねるマフィアのボスといえども、家に帰れば、それぞれの子供を愛するがゆえに、悩み続けるひとりの父親じゃないですか

 

それぞれの人には、それぞれの理由があって、

だからといって、決して許されることではないけれど、そういう行動にむかっていくという

 

なんとも言えない不条理

 

時代劇によくあるような「おまえも悪い奴よのお」みたいな、

わかりやすいシンプルな悪人だったら、勧善懲悪!で全ては丸くおさまりますよね

 

でも、ひとって、みな、

この人は悪人!

この人は善人!なんて

パキッと決まっているわけではないです

 

だからこそ、悩むし、

だからこそ、苦しい

 

自分の中にも、

善人も悪人も、すべて含まれていて、

その環境や、事情によって、

とんでもない流れに巻きこまれていくこともある

 

それが、ひとっていうものなのかなあと、

哀しみとともに何度も何度も観てしまった映画、

それがゴッドファーザーでした

 

教会で懺悔をして、殺しを行うって、

ありえないと思うけれど、

そういうところに追い込まれている人もいるんだよと、

なんとも、やるせない映画です

 

この映画は、素晴らしすぎて、シリーズものになりましたが、

それぞれにね、哀しみがありますよね

父の哀しみ

母の哀しみ

長男の哀しみ

次男の哀しみ

三男の哀しみ

長女の哀しみ

育ててもらった養子の彼の哀しみ

 

もう家族それぞれのお互いへの愛と、

いろんな感情や事情が押し寄せてきて、

 

ひとこと、

すごい映画です

 

ばあちゃん(母)の言葉

私が8、9歳だった頃のことでしょうか、

人通りのまったくない、灯りもほとんどない真っ暗な夜の帰り道を、母とふたり急ぐ時、

 

「お母さん、お化けが出そうで、怖いよお」みたいなことを、

子供の私は言ったのだと思います

 

それに対する母の返事が忘れられません

 

私の手をひいて、急ぎながら、小さな声で言ったのが

「青ちゃん、怖いのは、生きている人間なんだよ」

 

 

これまた、トラウマです

怪談より怖かったです

本当だから、ますます怖い

 

いや、我が家の認知症のばあちゃん、

今は可愛いばあちゃん!ですが、若い時には、かなり変わった母だったのだと今になって思います

 

ありがとうございます

私の今までの人生を振り返ると、人からみたら、行動派?冒険好き?

そんな言葉が返ってきそうです

 

でも、冒険もチャレンジも、結局のところはしてしまいますが、

内心は、大きな不安も同居しています

 

夜道を歩くとき、いまだに、何度も後ろを振り返りながら歩く自分がいます

そんな母親に育てられ、我が家の子供たちも、もう立派に大きな人たちですが、

やはり、後ろを思わず振り返るクセがあります

 

こめんよー

お母さんが臆病だと、子供にまで、その癖がうつってしまったんだよね

 

でもね、母の言葉ではないですが、

生きている人間だからこそ、

心の中は、そうシンプルではなく、

事情だって、いろいろあるわけで、

勧善懲悪!

みたいには、いかないですよね

 

せめて、

自分にできることは、

心がモヤモヤするような物事からは、なるべく離れて日々をおくる努力をすること

 

それこそ、ステイ・アウェイ!ですよね

 

イヤな感情も、

イヤなことごとも、

そこにあるからこそ、

 

なるべく、そういうものから、自分を遠ざける工夫だとか、努力だとか、

 

うまくいっても、いかなくても、

とりあえず、してみたいと思っています

 

ゴッドファーザー、

すごい映画です

 

ご覧になりましたか?

テーマ曲は頭の中で流れていますか?