あい青子「大好きだった曲」と「手離し服」で幸せを感じる「認知症の予防と介護」

認知症、障害、癌、介護といろいろあっても「幸せな気持ち」になれる「音楽」や「ファッション」や「脳科学」のヒントです 自分自身と家族のために書いていますが、一緒に楽しんでいただけたら、とてもとても嬉しいです

【認知症の予防に音楽が効くという「エビデンス」と日々の介護生活】1978年のヒット曲/ 通販の服の失敗 /

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2代続く認知症一家の2代目の母と90代の父と暮らしています

60代を目前にして、私自身もそろそろ3代目として怪しいなと覚悟して、いろいろ対策をする毎日です

 

自分にとっては効果が高そうな「むかし大好きだった曲のリスト作り」をして、

認知症になった際には、毎日、それぞれの曲を(オリジナルで)聴かせてほしいと希望しています

大好きだった曲を聴くことが、認知症に効果があるといわれているからです

 

「むかし好きだった曲」といっても、研究者によって昔の年齢の幅がそれぞれ異なります

わたしには、それぞれの研究のエビデンスを詳しく読んだり書いたりする時間の余裕、心の余裕がないもので、

夫が、もっぱら、自分の読んだ本の「エッセンス」を教えてくれています

夫には感謝です

 

認知症に効く「記憶」の年齢

最初に私が書き始めた「むかし好きだった曲を聴く」という認知症の予防と対策は、

「10歳から15歳まで」という年齢枠の研究でした

 

そのほかにも、「12歳から22歳まで」という枠のものもあります

 

今、私が書いているのは「20歳前後」という枠のものです

 

さらに、認知症になる以前の「50代から」の記憶という枠の研究もあります

 

  • 10歳から15歳
  • 12歳から22歳
  • 20歳前後
  • 50代から認知症になるまで

 

 

実際に認知症の母を毎日みていて感じる「実感」と、

これは、大きく重なります

 

母がぼんやりと返事もあやしい状態の時に、とてもよく効く「ヒント」は

まさに、この年齢枠のものだからです

 

10歳から15歳のころの、住んでいた家の近所の話(お寺や遊びやお店)

12歳から22歳のころの戦争体験や女学校での経験

20歳前後の仕事の仲間や昼休みの遊びやお弁当のこと

 

こういうものに、「強烈なヒント」はたくさん存在します

嬉しかった話と、哀しかった悔しかった話と、両方があります

 

いずれも、

病院や施設にいるときには「まったく話せない人」と勘違いされそうな状態の母が、

そういった「ヒント」を差し出すことで、

信じられないほど饒舌に、いきいきと語り始めます

 

調子が最も悪い時に効果があるのは、「孫」です

孫本人が相手をすると、「あらあ!」と元気になりますし、

孫が忙しい時は、私が「孫の話」をするのも効果があります

 

孫の笑い話、孫の失敗話というのが、一番、効きます

孫本人には申し訳ないのですが、孫が窮地に陥っていればいるほどに、

母の「心配」「応援」といった愛が、心の奥底から湧き出てくるのでしょうか、

もう、とんでもなく「かわいそうに」「大丈夫!」と、スイッチがはいり、

別人のように生き生きと話だします

 

孫は、母の心の中では現在の年齢ではありません

「あらあ、大きくなったわねえ」と、毎日、驚いています

孫は「いったい、ばあちゃんの心の中では、自分は何歳なんだろう???」と

興味津々です

 

これは、「50代から認知症になるまでの記憶」という年齢の枠にピタリとまはります

その枠でいうと、

そのころに、母は癌になった私(娘)と、障害のある孫を助けるべく、

海外の私の家まで毎年、3か月間、来てくれていました

母のそのころの記憶は、とても鮮明です

たくさんの「スイッチ」があります

楽しかった思い出ばかりでなく、失敗談や、私の子育てに対して怒っていたこと(!)なども、

とてもいいスイッチになってくれています(笑)

 

こういう、認知症の予防、対策、介護、といった

エビデンスがとても重要な分野のことについて書きつつ、

そこを詳しく提示できていない自分に対しての不満は常にあるのですが、

 

自分自身が「記憶が怪しい」こと、

介護の毎日で「時間的余裕、心の余裕がない」こと、

という理由で

一番書きたい「自分自身の将来の認知症予防と対策」としての

「昔、好きだった曲のリストを作っておいて、そうなったとき聴かせてもらう」

というところに、集中して書いています

 

でも、書いていての実感、

母を介護していての実感としては、

音楽が好きだった人にとっての「むかし大好きだった曲」というのは、

認知症の薬以上に?生活のクオリティーを上げるのに効くのではないか

と期待しています

 

聴覚は、亡くなる直前まで残る機能ではないかという報告も、たくさんありますよね

その聴覚をつかって「幸せな気持ち」になれたなら、これ以上のことはないのではないか、

そう思っています

 

1978年のヒット曲から大好きだった曲を探す

日本のヒット曲、MR.サマータイム(サーカス)のことは、以前にも書きましたが、

子どもながらに、この曲は好きでした↓

 

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洋楽では、ヴァン・ヘイレンの「ユー・リアリー・ガット・ミー」ですね

VAN HALENも、すごく好きでした

エディーのギターは、ロック少年、ロック少女にとっては衝撃的でしたよね

ギターの神様、ジミー・ペイジ、エリック・クラプトン、ジェフ・ベックに加えるべき

とんでもない人が現れた!とビックリ

にこにこ、ニヤニヤしながら超絶技巧で弾きまくるエディは、新人類そのものでした↓

 

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もうひとつは、チープトリックです

これは、イエスが大好きな自分、

ハードロックのバンドをやっていた自分とは切り離して、

「だって、こういうのも、好きなんだよ~」という存在でした

サレンダーとか、今聞いても、ノリノリです

認知症予防の運動の最中にも、チープトリックの曲はぴったりです↓

 

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介護中に服を買う時の失敗

さて、認知症の母を介護する毎日の、自分の気持ちを上げるものの1つが「服」です

ファッションですね

簡単にぱっと着て、似合っていればハッピーというのは、

オシャレが好きな女の人なら、みな感じるところではないでしょうか

 

でも、

そのための服の「スタメン」選びは慎重にしなければ、

手痛い失敗が待っていました

 

前回も書きましたが、

オンラインショップでしか買えない介護生活の場合は、

妥協しない!というのが、思いのほか大切です

 

今回の失敗談も、テイストが甘いのに、妥協して買ってしまった失敗です↓

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色、形、素材、テイスト、どこかひとつ妥協しただけで、

パッと着てハッピーとはいかなくなります

着るには工夫が必要だけれど、工夫する時間がありません

残念です

 

ほかの誰かにとって似合う甘い服も、自分に似合うかどうかは別もの

似合わないものは、似合いません

 

自分に似合う服を見つけるまでは、「とりあえず」なんて言って買わない!

 

今後の買い物のときに、大反省とともに徹底したいと心に誓っています

お金ももったいないし、服に対しても失礼ですよね

 

ありがとうございます

毎日、話が長いですね

最後まで読んでくださったかたたちに感謝です

 

ひとりごとではなく

どなたかが、どこかで、読んでくださっていると思うと、

とてもとても、勇気づけられています

みなさん、今日もありがとうございます