『ボン・ジョヴィ:Thank You, Goodnight』の第3部は声の問題から
ジョンの声が出なくても努力して努力して
2年以上の時をかけて、やっとライブを再開
その時に自分が1番信頼してしている妻が言った言葉
「よくなかった」
「もう引退する時だね」
これはジョン・ボン・ジョヴィのこころをズタズタにするひと言だったことでしょう
言ってくれたのが愛する妻だからです
それは本当のことだからです
コチラでしたね
ここからジョンは今に続く「手術」という道を進むことにしました
1990年代のボン・ジョヴィ(バンドが家族!から本当の家族を持つ人たちに)
前回、第2話では1980年代のボン・ジョヴィが描かれました
コチラです
バーンアウト
6年間の絶え間のないツアー活動で疲れ果ててしまったボンジョヴィ
それはそうですよね
売れに売れたバンドはかならずやこの問題に突き当たるはずです
それに加えて「家族」という存在がプラスされました
20代のやりたい放題の時期もあれば
人によっては家庭をもち、パートナーや子供と過ごしたいという時期もきます
以前に書いていましたね
これは、どのバンドにも
どの家庭にも起こりうる話ですよね
車、絵、旅で心を落ち着かせる
ティコの絵に驚きました
凄い!
そしてジョンと妻の旅にもビックリ!
1日30ドル以下のモーテルに泊まり続けるアメリカの岩だらけの荒野の旅
これは当時わたしたち夫婦がしていたことと
まるで同じだったからです
ジョンは、もう飽きたと語っていたけれど
私たち夫婦は飽きていません
今も心はアメリカの荒野を彷徨っている気がします
マネージャーの問題と活動再開
マネージャーというのも、どのバンドでも問題になりますよね
行動のケアにとどまらず
心のケア
お金のケア
双方で大きな影響をあたえるのがマネージャーです
ビートルズの場合はマネージャー問題も解散のひとつの原因になったはずです
自分たちでマネージメントをしてみたけれど
上手くはいかず
訴訟につながるマネージャーと出会ってしまいました
ボン・ジョヴィの場合は
自分たちでマネージメントすることが吉と出たのかもしれませんね
健康問題(アルコール薬物も)とメンバーチェンジ
健康問題に苦しむのはジョンだけではないですよね
アレックもティコもリッチーも深刻な依存症でした
そしてアレックは脱退
代わりを務めたのが現在のベーシスト、ヒューです
彼の立ち位置がまた辛かったです
陰の男
日の目を見ることのない男
縁の下の力持ちという言葉は綺麗だけれど
本人にとってはなんのなぐさめにもなりませんよね
この曲のベースを何度も聴きたくなります
ライバル心と自分を大切にしたい心
これもバンドの中で必ずおこる話ではないでしょうか
誰かにばかりスポットライトがあたる
自分にはあたらない
辛いです
曲も共作なのにクレジットされない
こういう問題もどのバンドにも起こりうることですよね
お金の問題だけでなく
心の、プライドの問題です
ひとには自分を大切にしたい心があります
2000年40代50代になるボン・ジョヴィたち
イッツ・マイ・ライフの大ヒットでした
新しいスタートでした
この曲でファンの層は爆発的に広がりました
ボン・ジョヴィといえば、この曲!
という方も多いですよね
そしてリッチー・サンボラも去った
前にあげたアルコール依存症の深刻な状態だけでなく
リッチーには家庭問題もありました
そしてリッチーは仲間たちに迷惑をかけたまま消えてしまいました
ありがとうございます
成功しているバンドがそのまま存続するというのは
ある意味奇跡なのだと気がつきます
大切なパートナーや
大切な子供たちに会えない日々
それを紛らすための大量のアルコール
このことで命すらなくしたスターたちは少なくありませんよね
仲間の中には家族よりも音楽の方が大事だという人だっているし
1人での活動と
バンドでの集団行動とは
全く異なる問題を抱えていますよね
ドキュメンタリー
いろんなことを思います
ビートルズの映画「レットイットビー」と「ゲットバック」とも重なります
スターだって普通の人間
たいせつな人がいて
家族がいて
それぞれの問題もかかえている
みなさまはご覧になりますか?
かつてお気に入りのバンドもいましたか?
今日もいい一日をお過ごしくださいね