映画「ゴッド・ファーザー」シリーズ3部作を再度観る
「猿の惑星」シリーズを観て
やはり
好きだった映画をもう一度観たいと思うようになりました
今回は「ゴッド・ファーザー」シリーズです
歴史に残る大作ですよね
子供の頃に観た衝撃作
自分の人生の中で「衝撃」だった映画は少なからずあります
ほとんどがまだ10代の頃に観た映画かもしれません
- 猿の惑星 1968
- 2001年宇宙の旅 1968年
- ゴッド・ファーザー 1972
- ミッドナイト・エクスプレス 1978
- ミッシング 1982
- キリング・フィールド 1984
思い出せないだけで、まだまだあったはずです
なんというか
戦争
争い
人間の愚かさ
不条理
そういうものを無知な少女に見せつけてきた映画群でした
ゴッド・ファーザー
マフィアの世界をかりた
人間ドラマですよね
家族愛のドラマですよね
どうして、こうも上手くいかないのか
どうして、こうなってしまうのか
不条理の極限でしたよね
運命の不条理
そもそも
生まれてきた瞬間に
与えられた役割というものが存在しますよね
遺伝と環境です
本人が選ぶことも
少なくとも何歳かになるまでは変えることも叶わない環境
不公平ははじめからあります
苦しみと痛み
さまざまな病気や怪我もあり
さまざまな犯罪も存在し
肉体的な
精神的な苦しみや痛みも
本人の希望とは裏腹にあるのが現実です
不公平は
普通に存在します
見える見えない、見る見ない
家庭内暴力という事件
障がい者施設での事件
老人施設での事件
病院内での事件
すべては見えない場所で起こります
もしも
第三者が頻繁に訪れる場所ならば
その目があるので、見るので
事件の件数は減るかもしれません
見えないからこそ
誰もが無関心で
臭いものにフタという
見ない場所だからこそ
起きる事件がありますよね
ゴッド・ファーザーの世界
まともな家族です
父の愛があり
母の愛があり
子供たちには兄弟姉妹間の愛があります
けれど
その環境が
家族の関係を狂わせていきます
何が1番大切なのか?
父と母にとっては子供たちだったのか?
長兄にとっては妹だったのか?
真ん中の兄にとってはプライドだったのか
弟にとってはファミリー全体だったのか
妹にとっては???
その環境
そのひとになってみなければ到底わからないものがありますよね
ひとはひとを裁けるのか
なにごともない人生がいい人生
という考え方もありますよね
そういう環境に幸運にして生まれてくることができた人たちがいます
そういう人たちが裁く側にたったとき
人は人を裁けるのか?と
いつも思います
そのように生まれてしまった
そのように育てられてしまった
そのようにしか生きられなかった
ただ
一生懸命に毎日を生きているだけで
裁かれる側にたつひとたちもいます
人生は不公平です
他者への想像力
せめて
自分とは異なる人たちへの想像力は
失いたくないと思います
そのひとそのひとに事情はある
ひとは皆、同じではない
他者を自分とはちがうということだけで
虐めてはならないと感じます
それぞれの大切な人たち
誰にも大切なひとがいます
守りたい人がいます
それゆえに
争いもおこるし
戦争もなくなりません
けれど
戦う相手にも大切なひとがいます
守りたい人がいます
本当に不条理です
ありがとうございます
平和な時代の平和な日本に生まれて育ちました
幸運な私たちです
戦争の悲惨さを知る両親たち世代は
1人2人と亡くなっていきます
平和な時代の平和な地域にも
私たちが見ようとしないことによる
隠された犯罪が存在します
そこに助けもなく閉じ込められている人たちにとっては地獄のようなものですよね
ゴッド・ファーザーという犯罪組織を舞台とした映画は
私たち普通の生活をおくる人たちに
すぐ隣の世界を見せてくれているのかもしれません
現世でも明日は我が身
来世?では選ぶことすら叶いません
今の環境にできるだけ感謝して
大切なまわりの方たちに感謝して大切にして
目を見ひらいて
想像力を失わないように生きる
難しいけれど
それぞれがそうしたならば
少しは暮らしやすい世の中になるのかなと
そんなことを考えます
痛みは
誰にも、やってきますよね
いろいろなかたちでやってきますよね
想像力って
大切だと思います
今日もいい一日をお過ごしくださいね