あい青子「大好きだった曲」と「手離し服」で幸せを感じる「認知症の予防と介護」

認知症、障害、癌、介護といろいろあっても「幸せな気持ち」になれる「音楽」や「ファッション」や「脳科学」のヒントです 自分自身と家族のために書いていますが、一緒に楽しんでいただけたら、とてもとても嬉しいです

夏物出しと、冬仕舞い

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今週のお題「夏物出し」

いつも50代、60代を中心にしたファッションの話を書いていますが、

今日の話は、ファッションの衣替えではなく、

人生の衣替えの話です

みなさんは、みなさんの人生において、どんな「夏物出し」をなさいましたか?

子供時代、青春時代という「春」も過ぎて、

自分の意思で、そして自分の責任で、さまざまなことにチャレンジできたのが、

人生の「夏」でしたよね

無茶な行動

いろいろな出会い

頭に血がのぼった結婚

必死の子育て

仕事

振り返ると、たくさんの「夏」がありました

今は人生の秋

あつい、あつい夏を通り過ぎて、

わたしの場合は、今は、人生の秋を迎えています

寂しいと言えば、寂しいかもしれませんが、

たわわな「果実」をもたらすのも秋ですよね

私は、

この人生の「果実」は、物やお金などではなく、

「心の豊かさ」だと思っています

人生の夏に、あれもこれも挑戦して、敗れ、

またチャレンジして、また失敗し、

そんな熱い暑い繰り返しの中で得たもの

それは、心の中の「宝物」だった気がします

それぞれの人に、それぞれの「宝もの」がありますよね

人との比較など意味のない、

それぞれの人の「心のなかの宝物」です

私の場合は、

家族

音楽

ファッション

映画などが、心に残る「果実」となっています

ふふふ、ちっぽけですか?

でも、

私にとっては、とても大切な、心の中で輝いている「思い出」なんですよ

人生の「冬仕舞い」をむかえる両親とともに

私のブログは、

介護が必要となり、子供である私のもとにやってきた両親との暮らしをつづることから始まりました

そんな私の毎日を、頑張れ〜♪と励まし続けてくれたものも、

人生の夏を通して得た

家族

音楽

ファッション

映画などでした

人生の冬は、あっさりと短い人もいるし、

私の両親のように、90代半ばまで、長く長く続くひともいますよね

どちらがいいなどとは言えないし、

だいたい、選べる物でもありませんよね

「冬仕舞い」に学んだこと

高齢の方々には、それぞれに、人生の春や夏や秋の「経験」があります

私の母のように、認知症になり、ほかの方から見ると「なにもわからない人」のように見える人にも、

内面には、数えきれないほどの豊かな経験の「果実」をもっています

母は、昨年、亡くなりましたが、

いつも孫たちに言っていました

「ぱっと、飛び出してごらん」

「なんでも、やってみなければ、わからないよ」

「失敗は成功のもと、やってみなければ、失敗もできないし、成功などできるはずもないんだよ」

まさに、人生の「夏物出し」をしている若者たちへのエールでした

冬仕舞いの時、

人生を閉じる時、

後悔があるとすれば、

それは、

  • もっと家族や大切な人たちと、時間をともに過ごせばよかった
  • もっと、自分の人生を生きればよかった

そういうことなんだそうですね

お金や、名誉や、権威を得なかったことを後悔する人がいないというところが、ミソですよね

どうでもいい「おつきあい」や

自分がよしとしない「生き方」をするのではなく

家族や大切な人たちと、ともに、

自分がよしとする自分の人生を生きる

それがきっと、

冬仕舞いをする時の「満足」なのだろうなあと、

だんだんと学ばせてもらっている自分がいます

私の冬仕舞い

ひとこと、「ものの整理!」です

物は、もういりません

あの世に物を持っていくことは出来ません

私が大切に思う物は、残された人にとっては、ただのゴミなんです

哀しいけれど、それが、私が両親の「冬仕舞い」から学んだことです

物の整理、というよりは「手放し」ですね

物を捨てることには、気力も体力も要ります

90代

80代

とても難しいです

70代

ギリギリでしょうか

60代

まさに、「冬仕舞い」の準備の時ですね

気力体力のある60代で、

必要のない物を手放して、

身も心も、軽やかに生きたい!

残された子供たちが、両親の「物」を捨てるときに感じる罪悪感、哀しみ、むなしさ

そういう気持ちを押しつけないように、身辺をシンプルに、本当に必要なものだけにするのも、

「冬仕舞い」

人生の春、夏、秋、冬には

四季それぞれの喜びや楽しみがありますよね

人生の「夏物出し」の方々へ

夏は楽しいですよね

輝く太陽

暑い気温と心

さまざまな出会いと別れ

シンプルでダイナミックな季節です

どうぞ、

たくさんの夏物を出して、

自分だけの夏を過ごしてくださいね

人との比較など無意味ですよ

自分がしたいこと

自分が喜ぶことは、人それぞれなんですから

季節の夏が、あっという間に通り過ぎていくように、

人生の夏も、終わってみればアッという間でした

バカみたいな失敗

嫌な汗をかいたこと

全てが、いい思い出となり、

心の中の「果実」となります

この果実は、とても美味しいので、

人生の秋にも、そして冬にも、

ずっと思い出しては楽しむことができる「宝物」となります

人生の夏を思いきり、生きてくださいね

あなただけの夏を、楽しんでくださいね

嬉しいも楽しいも「コップの水」と同じ

半分しかないから、「つまらない」のか

半分もあるから、「嬉しい」のか

それを決められるのは、自分だけ!

ですよね

さあ、夏ですねーーーーー

「夏物出し」ですよーーー!