ボブディランの映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』
コチラです
ティモシー・シャラメが演じるボブ・ディランが見たい
ティモシー・シャラメが好きです
俳優だけれどロック風味
なんと今回はボブ・ディラン役?!
前評判も凄い
見ないという選択はありませんでした
監督ジェームズ・マンゴールドのインタビュー
コチラですね
音楽関連の「ドキュメンタリー」も多いけれど
役者が演じる「伝記もの」もたくさんでてきましたよね
ボブ・ディランは今もお元気ですから
ということはハードルも高かったはず
ノーベル賞受賞なんていう「箔」までついてしまった人を
どこまで「映画」として描けるのか
楽しみでした
ピート・シーガー(エドワード・ノートン)
エドワード・ノートンに癒されます
彼が出てくるだけで落ち着きます
ピート・シーガーといえば「花はどこへいった」でした
私はこどもだったので誰のカバーで日本語で聴いていたのか
記憶もあいまいです
歌詞の意味の深さも知らずに聞いていました
公民権運動も
反戦も
環境問題も
なにもしらない子どもでした
ピートシーガーは1994年にケネディ・センター・オーナーズを受賞しています
コチラでしたね
ピートシーガーの妻トシ(初音 映莉子)
意外なところに日本人(日系アメリカ人)の姿がありました
ピート・シーガーを支えた妻です
wikiより
ピート・シーガーは1943年にトシ・アーリン・オオタと結婚した(トシはドイツで日本人の父とアメリカ人の母の間に生まれ、生後間もなくアメリカに渡った日系アメリカ人
知らなかった俳優さんの「表情」が強烈に印象に残りますね
恋人シルヴィ(エル・ファニング)
シルヴィを描いたことで「青春映画」としてのクオリティも高まったと思います
エル・ファニングの透明感と苦悩もよかった
ボブ・ディランは神様などではなく、ひとりの人間ですよね
ジョーン・バエズ(モニカ・バルバロ)
一般人のシルヴィに対するジョーン・バエズは大御所です
こどもだった私も知っていたほどのアーティストです
上記のピート・シーガーの Kennedy Center Honors受賞でも歌いました
素晴らしいです
ジョーン・バエズ本人ももちろん、ケネディ・センター名誉賞を受賞しています
2020年でした(ボブ・ディランは1997年でした、一番下に貼ります)
素晴らしいです
そして演じたモニカ・バルバロもよかった!
歌も演技もよかった
ジョーン・バエズのインタビューはこちらですね
アーティストとしてのボブ・ディラン
ひとりの人間、男としてのボブ・ディラン
それはいろいろですよね
マネージャー、アルバート・グロスマン(ダン・フォグラー)
この役者さんが出てきて驚いたのは一緒に観に行った子供でした
トニー賞も受賞のミュージカル俳優でもあるそうです
知らなかった!
「アカデミー賞」授賞式とともに
この映画を観たのは「アカデミー賞発表」の日でした
「名もなき者」の受賞は?
ティモシー・シャラメのもうひとつの作品「デューン」の受賞は??
と大忙しでした
ジョーンバエズ役のモニカバルバロも助演女優賞としてノミネートされましたよね
時代背景と日本人
ボブ・ディランが19歳で田舎から出てきたのが私が生まれた頃の話です
ケネディ大統領の暗殺や
公民権運動
ソ連とアメリカの危機一髪(冷戦)
そんな世界情勢は幼児の知らぬところでした
だから
「歌詞にこそ意味がある」ピート・シーガーやボブ・ディランやジョーン・バエズの歌も
こころに届くのは難しかったです
言葉が異なります
日本人として生まれた私には分からない「世界」もあります
映画館にも私より年配の方々が多かったですね
けれど
ボブ・ディラン初心者にもお勧めできる「映画」に仕上がっているのは素晴らしかったです
さすがですね
ジョージ・ハリスンとボブ・ディラン
最後にごく個人的な話
ボブ・ディランとの出会いはジョージ・ハリスンの映画「バングラデシュのためのコンサート」でした
このドキュメンタリー映画はビートルズの映画「レット・イット・ビー」のルーフトップの場面と同様に
10代になったばかりの自分にとっての初めての「疑似ライブ」体験でした
衝撃でした
そのなかでの出会いのボブディラン
前述のとおり
時代背景も
歌詞も
ちっとも分かっていない子どもなのですから
猫に小判、豚に真珠
正直に告白するとボブ・ディラン部分を飛ばしてレコード「バングラデシュ・コンサート」を聴き続ける中学生になりました
残念。。。
今回の映画を観て
帰宅後すぐに「バングラデシュ・コンサート」のボブ・ディランを聴きなおしましたよ
なんともいえない「思い出」ですね
「フォーク対ロック」以前の情けない話です
ありがとうございます
映画っていいですよね
ひとときの「別世界」です
今回は家での「配信」ではなく「映画館」だったので
存分に楽しませていただきました
大画面の
誰にも邪魔されない時間!
ボブ・ディランのことなど何も知らない「若者」のわが家の子供も
帰宅後には聴いていました
あらゆる年齢の方にお勧めできる作品ですね
それでは
今日もいい一日をお過ごしくださいね♪