今回は、大きな家と小さなアパートの話ですよ
あなたは、どんな家で生まれ、どんな家で育ち、どんな家で いま暮らしていますか??
私が生まれた時、父は仕事で遠くに住んでいたため、
母とわたしは しばらくの間、どなたかの家の 四畳半一間?!を
間借りして暮らしていました
すごいですよね
父と合流してからも、いろんな家で暮らしましたよ
覚えているかぎりでも、
水洗トイレはあるけれどお風呂がないアパート
お風呂はあるけれどボットントイレの家
忍者屋敷みたいな家
普通のアパート
ボットントイレの床が落ちそうになった家!!!
ごくごく普通の一軒家
お風呂もなければ、ボットントイレも共同!のアパート
普通のマンション
天井がとんでもなく高いマンション
縦に4階ぶんあるけれど幅がない長屋
とまあ、一例をあげただけでも、各種取り揃えた家に住んできました
なかには、トイレだけで4つお風呂が3つという外国の家もありましたが、大きければいいというものでもありません
お手伝いさんなんていないのですから、それをすべて掃除するのは私、わたしです
掃除人であるところの私は、トイレはひとつか2つで十分です
トイレ掃除✖️4は嬉しくないですよね
こうして思い返すと、しみじみ思うんですよ
あの家も この家もおもしろかったなーと
大きな家には、大きな家の良さと まずさがあるし
小さなアパートには、小さなアパートの良さと まずさがある
結局、一言でいえば、どの家も 面白かったのです
悲惨な体験って、時を経ると、とんでもなく面白おかしい笑い話になることがありませんか?
負け惜しみで言うのでもなく
過去の話だから言うのでもなく
大きい家だから幸せとか、小さいアパートだから不幸とか、
そういうことは、まったく関係がないことだと思いませんか?
それぞれの個人的な趣味で、
庭があった方がいいとか
海の近くがいいとか
畑をやってみたいとか
コンビニが近くにないとダメとか
まあ、このへんは、人それぞれですよね
私は、小さな窓からで十分だけれど、夕陽の見える部屋が好きですね
これも個人的な好み
日本では南向きの部屋が好まれますが、家具が痛むということで、南向きが嫌われ、北向きが好かれる国もありますよ
寒い所の方が好きなひとと、暑い所の方が好きなひととがいるように、
大きな家が好きな人もいれば、小さなアパートが好きなひともいるという
ただそれだけのことだと思いませんか?
いろんな家に、平均すると2年ごとくらいで引っ越しては住んできて、それぞれの住まいが、それぞれに愛おしいんです
ひとにどう思われるかではなくて、自分が 何が好きかの観点でみてみれば、住まいも案外、住めば都!ですよね
縁側のずっとむこうにトイレのある家とか
ぶどうの木に毛虫がいっぱいだった家とか
こどもの頃は 怖かったのだけれど、今は思い出すだけで懐かしすぎて、涙が出そうですよ
自分の住まいの良さ、面白さに気づけるといいですね
さあ、人生の幕が閉じるまでに、あと いくつの家に住んでみましょうか???