映画「炎のランナー」
好きな映画でした
大好きな映画音楽でもありました
コチラもどうぞ
映画「黄昏」
こんなにいい映画だったんですね
最後に観たのは、いつ、どこでだったのでしょう
父と母の離婚で傷つき、生意気になっている少年の気持ちに近かった時期でしょうか
それとも、
父に愛されていないと誤解し、お互いにうまくいかない娘ジェーン・フォンダの気持ちに近かった頃でしょうか
今は、
もうすぐにお迎えが来るであろう父ヘンリー・フォンダの気持ちも、自分の父や母の介護の日々を通して、少しは分かるようになりました
そして、
長年連れ添った配慮を失う妻、キャサリン・ヘップバーンの辛さは、母を先に見送った父の姿から、容易に想像がつきます
むしろ、
70代の父と60代の母(かなりのお年寄りに見える)が、現在の私たち夫婦の年に近いわけで、
なんというか、時の流れを感じますね
キャストはヘンリー&ジェーン・フォンダ父娘
ヘンリー・フォンダとジェーン・フォンダという実際の父娘が、そのままの役をしていますね
父の繰り返す浮気により、精神を病んだ母の自殺という、とんでもないトラウマを抱えたジェーン・フォンダが、
年老いた父娘の和解という題材を受け入れた運命を感じます
ヘンリー・フォンダは、その1年後に亡くなっています
共演の機会にめぐまれ、父も娘も、何かを得たことでしょう
私も、母の介護という機会において、薄かった父との「関係」が変わりました
両親たちは、老いてゆき、別れの時は誰にもやってきます
美しい景色、Golden Pond
ゴールデンポンド(黄金の池)というのが原題です
- 深い森の中の道
- その先の静かな湖
- 田舎風の素朴な夏だけの別荘
- 家の中の質素なインテリア
- 家からつながる湖畔
- カヌー遊び
- 熊が出るのではないかと思うような静寂
- 水鳥たち
- 別荘を去るときの紅葉
この映画の光景の大半は、私たち夫婦がアメリカで体験したものです
年老いた日にこの映画を私に観せたなら、きっと「思い出話」があふれることと思います
ひと夏の思い出がありました
キャサリーン・ヘプバーンは、もっと若い頃の映画も母と観た記憶があります
でも、私の記憶に1番残っているのは、この「黄昏」の60代の役です
とても魅力的でしたよね
もうひとり、忘れてはいけないのが、預けられていく男の子です
ダグ・マッケオンですね
拗ねているんだけれど憎めない可愛い男の子役でした
老人と子供の出てくる映画が好きです
この映画も味わい深いですね
アカデミー賞の脚色賞、主演男優賞、主演女優賞獲得
文句なしの主演男優賞と主演女優賞だと思います
高齢の2人でしたが、
なんとこの映画のあとヘンリー・フォンダは亡くなられています
しみじみと、
娘ジェーンとの時間の共有があってよかったねと思ってしまいます
ありがとうございます
映画は、観る年齢によっても感じ方が変わりますね
この映画も、かつて観た時とはかなり異なる感じ方をしているはずです
偏屈だったり、意固地だったり、拗ねていたり、
一癖も二癖もある登場人物たちが、みな愛おしいです
それぞれの思い
それぞれの愛
映画って、本当にいいですね
^_^
黄昏、ご覧になりましたか?
炎のランナーは、いかがですか?
今日もいい1日をお過ごしくださいね
「アカデミー賞作品賞のリスト」をつくっています
よろしかったら思い出の映画をご覧になってみてくださいね