あい青子「大好きだった曲」と「手離し服」で幸せを感じる「認知症の予防と介護」

認知症、障害、癌、介護といろいろあっても「幸せな気持ち」になれる「音楽」や「ファッション」や「脳科学」のヒントです 自分自身と家族のために書いていますが、一緒に楽しんでいただけたら、とてもとても嬉しいです

幸せを感じる障害とのおつきあい?

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みなさんの まわりには、

障害をもったひとが、いらっしゃいますか?

 

我が家には、生まれつき障害をもった子供がいますよ

 

子どもが生まれる前に、若い頃、

ダウン症や自閉症の子供たちのボランティアをしていたことがあったり 、

 

やはり 子どもが生まれる前に、

お世話になったホームファミリーに、知的障害のお子さんがいたことがあったり、

 

高齢出産だったので、住んでいた国の習慣で、

妊娠中に「ダウン症や心臓の病気が事前にわかるテストを受けますか?」と

病院で訊かれたりで

 

いざ、自分のこどもが障害のあるこどもとして生まれてきても、

そんなに、驚きとか、受け入れられないとか、

そういう気持ちにはならなかったと思います

 

事実を受け入れるのが難しかったのは

じいちゃんとバアちゃんでした

 

かわいい孫が苦労するのが嫌だったからでしょう

大きくなったら治るとか、

発達が遅れているだけだとか、

ずいぶんと孫が大きくなるまで、事実をそのまま認められずにいたように思います

 

障害もさることながら、病気もてんこ盛りで生まれてきたので、

救急車やら病院やら入院やら大変な毎日でした

 

それに加えて、私も癌だったので、

抗がん剤治療、放射線療法をしながら、

子育てと、子供の通院、自分の通院とで、

なんだか、わけのわからないまま一家7人で毎日走り続けた

というのが実態だったかもしれません

 

はたからみたら、不幸のかたまり?

みたいな母子、家族だったかもしれませんね

 

事情を知っている小児科の先生や看護師さんにも、ずいぶん助けていただきました

 

でもね、いつもいうことですが、

不便や不安と、不幸とは全く違うものなんですよ

 

障害のあるこどもとの今までの人生は、

喜びと幸せな気持ちにあふれています

もっと正直に言えば、笑いにあふれています

 

普通では起こらないことばかり、毎日、次々とおこるのですから、

それは、エキサイティング!

笑うしかないほど、

これでもかーーの出来事の連発でした

 

障害をもつお子さんの親なら、

うんうん、そうだよね、笑えるよねーーーが

いっぱいだと思います

 

こども本人は、苦労もたくさんしたと思います

どこに行っても人と違う

人ができることがなぜか出来ない

音楽をかけながら、部屋で泣いていた日々もありました

 

でもね、生きてると、

いろんな楽しいこと、いろんな嬉しいことも、たくさん起こるんですよね

 

失敗して笑って学び

失敗して笑って学び

まさに、笑いながらの七転び八起きです

 

そうして、こどもも大人になり、

小さい頃、たくさん 助けてくれた じいちゃん、ばあちゃん、バアちゃん達を、

今度は自分が大切にし、

助けてあげる人となりました

 

いるだけで、バアちゃんの機嫌がすぐよくなるし

若いですから、買い物の手伝いはお手の物

じいちゃんが裸のまま

お風呂のバスタブから出られなくなったり、ベッドから起き上がれなくなった時も、

一番に助けてくれました

 

認知症になったばあちゃんは、書類に

知的障害に準ずる、みたいなことが書いてあります

 

そう

誰だって歳をとれば、足腰が弱くなり、車椅子のお世話になることもあるし、

読んだり書いたりできなくなることもあります

 

記憶力だって、認知症ではなくとも、あいまいになっていきます

 

歳をとらなくても、

事故や病気で今日、わたしが障害をもつようになっても、なんの不思議もないのが事実です

 

ちょっとだけ想像してみれば、

いろいろな障害は、すぐ自分の隣にあるのかもしれません

 

そんな障害とのおつきあい、障害のある人との おつきあいは、

なにも特別なことではありません

 

いつか自分もそういうふうになるのかもしれないなあと想像できれば、

それだけでいいと私は思っています

 

じいちゃんが、いろいろと お漏らしするようになって、

ミジメだと言いました

 

でもね、大丈夫

 

世の中の妊婦さん達も、

おなかに赤ちゃんがいて膀胱が圧迫されるから、ちょっとしたことで、お漏らししやすいですよね

 

パッドを使えばいいだけ

ミジメなんかじゃありません

当たり前のしかたのないことですよね

 

仕方のないことは、淡々と対処する方法を考えればいいだけです

ミジメではなくて、当たり前

みんなみんな、そうなる可能性を秘めているんですから

 

そう考えると、

すこーし心の中が暖かく、優しく、幸せな気持ちになっていきませんか?

 

みんなみんな、おたがいさま

みんなみんな、じゅんぐり じゅんぐりで、

 

怪我をしたり

病気になったり

障害になったり

老人になったりしていきます

 

それが人生ですよね

 

自分を卑下する必要もないし、

自分だけはそうならないなんて、

想像力のないことを言う必要もない

 

おたがいさま

順番、順番だね

 

そんなふうに、ちょっと想像してみませんか?

 

そういえば、ジョンレノンとオノヨーコさんが作ったイマジンという曲は、いろいろな「偏見」からひとの心の扉を開いてくれますよね

 

争いをひきおこす「偏見のもと」は

宗教

国家

貧富だけではありませんよね

 

今日一日だけでも、

障害のこと、いろんなことを、

想像してみませんか?

 

きっと、あたたかい気持ちになると思います

 

我が家の障害のある子供も、

認知症のばあちゃんも、

 

ごく普通に、泣きながら、笑いながら、

幸せを感じる毎日をおくっています

 

ありがたいなあと、日々、思います