もうひとつのドキュメンタリー「ジョン・レノン、ニューヨーク」
ドキュメンタリーって
本人の姿があって
肉声があって
どのドキュメンタリーも、観ると
「そうだろう、そうだろう!」となります
嘘のない「その時のその人の心」が垣間見えるからですよね
でも、人の心は刻一刻と変わります
記録に残る自分の言葉に「え?!そんなことを言ってたのか?」ということもあるはずです
人間関係も変わります
全ては時とともに変容していきます
残酷なまでに変わっていきます
だからこそ
ドキュメンタリーも
複数の視点のものをたくさん観ることで
気がつくことが多いですよね
それぞれの人の視点
同じ人の時間軸が異なる視点
ほんとうに
真実はひとつではないのだと気づかされます
コチラのドキュメンタリーもそうですね
揺れ動くこころ、全てがうまくはいかないジレンマ
人生って選択の連続ですよね
スパッと100パーセント満足な選択が繰り返されるわけではなく
心は変わるし
その選択によって
失うもの、傷つけてしまうひと、
いろいろありますよね
今回
映画「レットイットビー」
映画「ゲットバック」
映画「イマジン/ジョン・レノン」
映画『ジョン・レノン 失われた週末』
と見てきて
ジョン・レノンという
1人しかいないはずの人の中には
なんという複雑な心があったのだろうと気づかされました
弱くて強いこころ
優しくてズルい心
子供で大人なこころ
だらしなくて立派な心
そんな相反する様々な面をかかえているのが
私たち人間なんですよね
ジョンも同じ
境遇のなかで、うまくいかずにもがきながら
選択を繰り返していく姿に
傷つきやすいジョンを
たくさん見ることができました
生きるって大変なことなんだよなあと
実感します
対にして観てみてください
ドキュメンタリー「失われた週末」を観たなら
ドキュメンタリー「ジョン・レノン、ニューヨーク」も機会があれば対にして観てください
同じ時期を語っても
語る人によってこんなに変わる!
とても興味深いです
すべてはその人にとっては真実
ジョンとヨーコという特別な結びつきのふたりにとっては必要だった期間
メイ・パンという若く純粋な優しき人にとっては青春の愛の期間
ジュリアンという父を求める少年にとっては夢のように幸せな期間
周囲のひとびとにとっては行き過ぎたバカ騒ぎから察するジョンの苦しみの期間
本当に不思議な期間です
そののちに
ジョンが求め続けた「家族の愛」の期間
2人目の息子ショーンを自らがたいせつに育てる期間があったというのが
象徴的だと思いました
ジョンが求めていたのは
常に「深い愛」だったのでしょう
ありがとうございます
みなさまは、どんなドキュメンタリーをご覧になりましたか?
歴史にIfがないように
ひとの人生にもI f はないですよね
様々なことが起こり
その中で自分自身が悪戦苦闘しながら選択してきた結果が
今の自分
もしも、あの時、ああしたならば、こうなっていたのに
というのは妄想以外の何ものでもなく
今ここにあるものだけが、ある
ということですよね
ジュリアンが出てきて語るとホッとします
いいひとだなあ
ジョンの息子って、それだけで大変なことなのにですよね
今日もいい1日をお過ごしくださいね