2021-11-26 →2021-11-27 更新しました(ビリープレストンの登場です)
新作ドキュメンタリー映画「The Beatles : ゲットバック」第1部の最後を飾る曲はジョージの心「イズント・イット・ア・ピティ」
パート1は、ご覧になりましたか?
ビートルズの新作映画の第1部が、ついに、2021年11月25日ディズニープラスで配信されましたね
ネタバレにて、OKな方だけ
いろいろ、語りたいことはあれど、
もっとも印象に残ったのは、衝撃のラストシーンです
そこに流れる曲は、ジョージがビートルズ解散後に発表した曲でした
あまりの哀しみ、あまりに切ない「人と人の関係」を問う心
胸に迫ります
「Isn't it a pity」の歌詞
私は、中学1年生の時、ビートルズ解散後のジョージ(ハリスン)のドキュメンタリー映画「バングラデシュ・コンサート」を劇場で観ました
それはショックだったのが、この曲と、もう一つの曲「Wah- Wha」の存在でした
2曲ともに歌詞が「ジョージのポールへの思い、あるいはビートルズ自体への想い」としか受け取れませんでした
辞書をひきひきの中学生英語でも、伝わってくるものがありました
もともとは、妻(であり後に親友エリック・クラプトンの妻ともなった)パティ・ボイドとのことを書いた曲なのかもしれません
けれど、「ビートルズ解散!」という一大事とともに聴いたこの曲は、
子どもだった私には、ビートルズでの「人間関係の難しさ」を書いた曲にしか聞こえませんでした
The Concert For Bangladesh バングラデシュのためのコンサート
このコンサートは、ロック界で最初の大掛かりなチャリティーコンサートと言われていますよね
まずは、映画で胸を鷲掴みにされ
すぐにLPレコードを買いに走りました
素晴らしいアーティストたちとの出会いでした
ジョージは、ビートルズのなかの最年少メンバーではもうありませんでした
その姿は神がかって見えましたよね
ビートルズでは開花できなかったジョージの才能
昔の悲しかった映画「レット・イット・ビー」でも
今回の新作映画「ビートルズ:ゲットバック」の第1部でも
ジョージの姿が哀しすぎます
当時のジョージと同じくらいの歳の息子をもつ母としては、
その表情が子供と重なり、涙なしには見られません
仕方がないのです
ブライアン・エプスタインという兄貴分の信頼できるマネージャーを34歳という若さで突然失ったビートルズには、
引っ張ってくれる、助けてくれる人がいませんでした
すでに大スターになったビートルズに、育ての親のように口をきける人がいなかったと言ってもいいのでしょうね
結果は、
ポールがリーダーとなってしまいました
才能あふれるポール
活動に対して、ただひとり、やる気満々のポールが映画上でも見て取れます
リンゴは不平不満を言わずに、全てを受け入れているように見えます
ジョンは、常にヨーコを伴って心ここにあらずという風情に見えます
そんなジョンでも、時としてポールと一緒に「魔法がかかる瞬間」を見ましたよね
イキイキとしたふたり
2人だけの音楽の世界
こんな状況の中で、ジョージがどんなにいい曲を書いてきても、
誰も真剣には聴いてくれない
ビートルズといえば、ジョンとポールの合作
「ベイビージョージ」とすら呼ばれて、どうやってジョージは彼自身の才能を開花することができたでしょうか
15歳の時からのバンドメンバーです
一番の年下です
仕方がないのかもしれませんね
ビートルズの解散はジョージ個人にとっては福音だったかもしれない
今回、映画の「パート1」の最後に使われた曲「イズント・イット・ア・ピティ」も、
そのビートルズ内で苦しかった頃に書かれたものとも想像できます
もう一つのジョージのソロの曲「wah-wah」の歌詞も同様に「僕が泣いてるってわからないのかい?」という言葉が胸をうちます
映画の中で、何度、ジョージのそんな表情を見たことでしょう
ジョージ個人の心、世界平和につながる心
バングラデシュコンサートで歌われた時、この曲の意味は、
ジョージのパティへの気持ちだとか、
ジョージのポールへの気持ち、あるいはビートルズ自体への気持ちなどという個人的なものを超えて
世界中の人々への「問いかけ」に変わりました
お互いを認め合うこと
そのままを認めあうこと
人と、ひとの繋がりの大切さ
そういうものが世界平和にむかって繋がっていきました
ついにビリー・プレストンの登場!
映画『ザ・ビートルズ:Get Back (ゲットバック)』の第2部において、最も注目すべき人(というよりビートルズの救世主!)は、ビリー・プレストンでした
これまた、ネタバレOkの方のみ
明るい彼、笑顔の彼、最高のキーボードプレイヤーである彼が部屋に入ってきた途端に、ビートルズのメンバーに魔法がかかりますよね
コチラです
ビートルズの解散後のジョージの「バングラデシュ・コンサート」でも、ビリー・プレストンは大活躍でしたよね
(上のほうの↑2つの記事もご覧ください)
それだけではありません
ジョージとビリー・プレストンの関係は、ジョージが亡くなった時も続いていました
ジョージ亡き後のジョージのためのコンサート
ジョージは、多くの仲間たちに愛されて、その死の1年後には大きなコンサートが行われました
「コンサート・フォー・ジョージ(Concert for George)」でしたよね
その中でも、「イズント・イット・ア・ピティ」は歌われました
ぜひ、コチラもご覧くださいね
親友のエリック・クラプトンが歌いましたね
そして、もう一人、この曲を続けて歌ったのが、ほかでもない今回の「ビートルズの救世主」であり「ジョージの友達」だったビリー・プレストンだったんです
やっと、2021年、ビートルズとそれぞれのメンバーに続いて、「5番目のビートルズ」ビリープレストンも「ロックの殿堂」入りです
ビートルズ
ジョン
ポール
ジョージ
リンゴ
そして、ビリープレストンです!
嬉しいです!
(更新)映画『ザ・ビートルズ:Get Back (ゲットバック)』Part3は、すべてのビートルズファンが見たかった「笑顔のビートルズの姿」でした
昔々、映画「レットイットビー」を見て、悲しみに沈んだ方も多いのではないでしょうか?
私も、まだ小学生でしたが、あの暗く哀しい映画で「ビートルズの幕引き」を観たのだと思っていました
そこから50年
ちゃうねん!という輝きのような映画が、この新作ドキュメンタリー映画「ゲットバック」です
パート3だけは、どうしても見ていただきたい!
喧嘩別れの苦しみ哀しみのイメージから
25歳から28歳の普通の青年たちの「明日への旅立ち」だったんだねと、
ビートルズも笑顔で、
ファンの私たちも笑顔で見る映画となっていました
実際、笑いこけています、ふざけています、ビートルズの4人
少年時代からの家族以上の友人たちです
いろいろあっても、やはり笑顔なんですよね
ネタバレでもいい方だけ
最後に、聴いてくださいね、ジョージの心に沁みる曲「イズント・イット・ア・ピティー - Isn't It a Pity 」
ありがとうございます
あと6時間ほどで映画「ビートルズ:ゲットバック」の第2部が始まるところで書いています
(更新しました→あと8時間で「ビートルズ;ゲットバック」の最終回が始まります)
さらに、更新しました(第3話まで観たら、解散前のビートルズ観もかわるし、ファンとしての気持ちも変わると思います^^)
小説も映画も起承転結がありますよね
第1部は、つかみの起承部分だったと思います
楽しかった少年時代に始まり、世界一の人気者人気者なってしまった苦しさ
自分の子供の姿と重なるジョージばかりでなく、ジョンもポールもリンゴも、とても若いけれど、とても疲れています
さあ、第二部の起承転結の転の部分、
第3部の起承転結の結びの部分が楽しみですね
ビートルズは、あまりに大きな存在であるが故に忘れがちですが、
30歳にも満たない若者4人の集まりだったんですよね
それぞれの悩み
それぞれの喜び
青春ですよね
こんなドキュメンタリーを見せてもらえる喜びが待っていたとは、50年経ってビックリ!です^_^
とはいうものの「ディズニープラス」ってなに?「配信」って何?という方々、
コチラです
それでは、
今日もいい1日をお過ごしくださいね